HITSENSER5 Local Data Optionには，次の機能があります。

ローカルキューブの作成，更新，削除

リレーショナルデータベースから抽出したデータを基にローカルキューブを作成します。また，作成したローカルキューブのデータを最新のリレーショナルデータベースのデータに更新することもできます。なお，Cosmicubeのデータを基にローカルキューブを作成することはできません。

ローカルキューブを使用した分析操作

分析対象であるデータベースの代わりにローカルキューブを使用して，表やグラフの表示などをする機能です。

パーソナルモード

リレーショナルデータベースを参照しないで，スタンドアロン環境でローカルキューブを使用して分析操作するモードです。

HITSENSER5 Local Data Optionで操作できる範囲を，次のメニュー一覧に示します。

表5-1　HITSENSER5 Local Data Optionのメニュー一覧

メニュー名	メニューアイテム名
ファイル	新規作成	−
	表・グラフを新規作成	−
	開く	分析情報ファイル
		ローカル分析情報ファイル
		表・グラフファイル
	保存	上書き保存
		名前を付けて保存
		ローカルファイルに保存
		ローカルキューブ設定
データ	ローカルキューブ	新規作成
		一覧
ツール	オプション	ローカルキューブ
ヘルプ	トピックの検索	−
	バージョン情報	−

HITSENSER5 Local Data Optionをインストールした場合，分析対象データとしてローカルキューブが利用できるようになります。ローカルキューブを利用する場合に，制限される機能を次に示します。

表5-2　ローカルキューブを利用した場合の機能制限

機能	制限事項
表・グラフ形式を指定して複製	接続先としてリレーショナルデータベースが指定されている時に対応するローカルキューブが存在したとしても，ローカルキューブを使用しません。接続先にローカルキューブが指定できるようになれば，ローカルキューブを使用できるようになります。実行時引き継ぎの場合は，引き継ぎ元がローカルキューブならば，それを引き継ぎます。
項目を変更して複製	ローカルキューブから作成されたビューアに対し実行できません。
表・グラフ形式	接続先としてローカルキューブは指定できません。
ドリルスルー	ローカルキューブから作成したビューアに対し実行できません。
絞り込み条件画面	ローカルキューブに対する絞り込み条件画面は定義できません。
分析対象データ−条件付複写	ローカルキューブを複写元に指定することはできません。