DABroker for C++

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6.3 DBRArrayDataクラス

繰り返し列のデータを操作するために,データ領域の確保,要素へのデータの設定,及び定義情報の参照などのメソッドを提供します。

このクラスのArrayDataオブジェクトはスマートポインタで管理されるため,ArrayDataPtrオブジェクトからArrayDataオブジェクトのポインタを取得し,メソッドを利用します。

このクラスは,newやdelete演算子を使って直接オブジェクトを生成したり,削除したりできません(スマートポインタクラスで管理するための参照カウンタを持ちます)。また,派生クラスは定義できません。

機 能 メソッド名
繰り返し列の要素を扱うArrayDataオブジェクト(データ領域)を確保します。 Create
フィールド数,又は要素の数を取得します。 GetArrayCount
指定した番号の要素の値を取得します。 GetData
要素のデータの型を取得します。 GetDataType
繰り返し列の要素の最大長又は精度を取得します。 GetPrecision
位取り又は1文字の長さ(バイト数)を取得します。 GetScale
指定された番号の要素に値を設定します。 SetData
要素に欠損値を設定します。 SetNull
<この節の構成>
Createメソッド
GetArrayCountメソッド
GetDataメソッド
GetDataTypeメソッド
GetPrecisionメソッド
GetScaleメソッド
SetDataメソッド
SetNullメソッド