2.3.1 アプリケーションとDABrokerとの接続
アプリケーションとDABrokerとの接続(通信)処理は,APIによって異なります。
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DABroker for .NET Framework,DABroker for C++及びDABroker for COBOL
DABroker for .NET Framework,DABroker for C++及びDABroker for COBOLで提供するサーバアプリケーション開発用インタフェースでは,DABrokerとの通信処理をサポートしていません。
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DABroker for ORB
DABroker for ORBが提供するSimple Interface及びクライアントアプリケーション開発用部品は,CORBAオブジェクトです。DABroker for ORBが提供するオブジェクトを使ったアプリケーションとDABrokerとの接続には,CORBAオブジェクトを呼び出すTPBrokerを利用します。
図2-7に,DABroker for ORBを使用した場合の通信処理について示します。
図2‒7 DABroker for ORBでの通信処理 -
DABroker for Java
DABroker for Javaで開発したアプリケーションとDABrokerの通信は,Java標準API(java.netクラスライブラリ),Java RMI(Java Remote Method Invocation)などを使用して実現します。DABroker for JavaでAppletを開発した場合は,DABrokerとの通信トレースを取得できます。
図2-8に,DABroker for Javaを使用した場合の通信処理について示します。
図2‒8 DABroker for Javaでの通信処理 -
DABroker for ODBC
DABroker for ODBCで開発したアプリケーションとDABrokerの通信は,ODBCインタフェースを使用して実現します。DABroker for ODBCでLAN接続用のサーバアプリケーションを開発した場合は,DABrokerとの通信トレースを取得できます。
図2-9に,DABroker for ODBCを使用した場合の通信処理について示します。
図2‒9 DABroker for ODBCでの通信処理