Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで
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(1) J2EEサーバの停止
テーブルを再編成する前に,J2EEサーバを停止する必要があります。J2EEサーバを停止する手順を次に示します。
- Cosminexus Management Serverを起動します。
- 次のURLにアクセスして,Cosminexus Management Serverにログインします。
http://ホスト名:ポート番号/mngsvr/
- ホスト名
- マシンのホスト名またはIPアドレスを指定します。
- ポート番号
- Cosminexus Management Serverが使用するポート番号を指定します。このマニュアルの手順どおりにセットアップした環境では,「28080」です。
なお,このマニュアルの手順どおりにセットアップした環境では,ログイン時に入力する管理ユーザIDが「admin」,パスワードが「ucnppass」です。
- [論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックし,論理サーバの起動/停止画面を表示します。
- [サーバビュー]タブ−[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]をクリックし,[起動/停止]タブを表示します。
- [停止]ボタンをクリックします。
J2EEサーバが停止します。
(2) 業務コンテンツのバックアップ
(3) 作業ディレクトリの準備
再編成で使用するディレクトリとファイルを格納するために,任意のディレクトリを作成してください。以降では,作成したディレクトリのことを「作業ディレクトリ」と呼びます。
なお,作成した作業ディレクトリは,2回目以降の再編成で繰り返し使用できます。
(a) 作業ディレクトリの条件
作業ディレクトリを作成するときの条件を次に示します。
- 作業ディレクトリ名には,次の文字を使用できます。
半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9),ピリオド(.),半角スペース,半角丸括弧,#,@
- データベースのHiRDBファイルシステム領域と同じ容量(デフォルトは4,679MB)のデータを格納できる場所にディレクトリを作成してください。なお,運用開始後にデータベースを拡張している場合は,拡張した容量も加えてください。また,検索機能を使用する場合は,HiRDBファイルシステム領域の3倍の容量が必要です。
(b) 作業ディレクトリ下へのディレクトリ・ファイルの追加
作業ディレクトリ下に,次のディレクトリを作成してください。
- idxwork:インデックス情報ファイル格納用のディレクトリです。
- sortwork:ソート用のディレクトリです。
また,作業ディレクトリ下に,再編成時の制御情報を記述した次のファイルを作成してください。
- ファイル名
- control_file
- ファイルの記述内容
unload "作業ディレクトリ\unload_file"
idxwork "作業ディレクトリ\idxwork"
sort "作業ディレクトリ\sortwork",8192
option exectime=監視時間
|
- 監視時間には,pdrorgの実行時間を監視する場合の監視時間を分単位で指定します。指定した監視時間内にpdrorgの処理が終了しなかった場合,無応答障害を検知して,pdrorgの処理を強制終了します。
- なお,マシン性能によっては,監視時間を長めに設定する必要があります。KFPL20000-Eメッセージが出力される(タイムアウトエラーが発生する)場合は,監視時間を長めに設定してください。
- 監視時間の算出式および値の目安を次に説明します。
- データベースの拡張と検索機能のセットアップを実施していない場合
- 1053
- データベースの拡張または検索機能のセットアップを実施している場合
- ↑1053×拡張後のRDエリアのファイルサイズ÷拡張前のRDエリアのファイルサイズ↑ (単位:MB)
- 注 計算式内の「↑ ↑」で囲まれた部分は,小数点以下を切り上げてください。
- 例:↑1.2↑ = 2 ,↑2.0↑ = 2
- 拡張後のRDエリアのファイルサイズは,次のファイル名から始まるファイルの合計ファイルサイズ(単位:MB)です。
- RDエリア格納先\usr_contents
- RDエリア格納先\ucnp_search_user
- RDエリア格納先\ucnp_search_lob
- 拡張前のRDエリアのファイルサイズは,RDエリア格納先にあるusr_contentsという名称のファイルの容量です。
- RDエリア格納先は,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.rdarea.dirプロパティに指定されているディレクトリ(デフォルト値は「組み込みデータベースインストールディレクトリ\AREA」)です。パス区切り文字は,「\\」ではなく「\」を使用してください。
- 検索機能のセットアップだけ実施している場合
- 2479
- ファイルの記述例
unload "C:\ucnpwork\unload_file"
idxwork "C:\ucnpwork\idxwork"
sort "C:\ucnpwork\sortwork",8192
option exectime=1053
(4) テーブルの再編成
テーブルの再編成は,データベースが稼働している状態で実施します。ただし,ナビゲーション プラットフォームでデータベースを使用しているときは実施できません。
テーブルを再編成する手順を次に示します。
- 次のコマンドを実行して,データベースの操作に必要な環境変数を設定します。
ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppdntcmd
|
以降の手順でコマンドを実行する場合は,この手順で使用したコマンドプロンプトを使用してください。
- 次のコマンドを実行して,ナビゲーション プラットフォームで使用するRDエリアを閉塞します。
pdhold -r RDエリア名[,RDエリア名…]
|
可変値
- RDエリア名
- 次のRDエリア名を指定します。
- META
- METAINDEX
- TBL01
- IDX01
- LOB_CONTENTS01
- UCNP_SEARCH_RD_DATA(検索機能を使用する場合)
- UCNP_SEARCH_RD_XMLIDX(検索機能を使用する場合)
- UCNP_SEARCH_RD_CONTENTIDIDX(検索機能を使用する場合)
戻り値
- 0:正常終了
- 4:警告終了(一部のRDエリアの処理にエラーあり)
- 8:異常終了
- 12:異常終了(内部エラーが発生したため,問い合わせ窓口に連絡してください)
コマンド実行例
- 検索機能を使用しない場合
pdhold -r META,METAINDEX,TBL01,IDX01,LOB_CONTENTS01
|
- 検索機能を使用する場合
pdhold -r META,METAINDEX,TBL01,IDX01,LOB_CONTENTS01,UCNP_SEARCH_RD_DATA,UCNP_SEARCH_RD_XMLIDX,UCNP_SEARCH_RD_CONTENTIDIDX
|
- 次のコマンドを実行して,テーブルを再編成します。
pdrorg -k rorg -t 認可識別子.all -u 認可識別子 制御情報ファイル名
|
可変値
- 認可識別子
- データベース管理者権限を持つユーザ名を指定します。
- ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.idプロパティに指定したユーザ名です。デフォルト値は「ADMIN」です。
- 制御情報ファイル名
- 「作業ディレクトリ\control_file」を指定します。
戻り値
コマンド実行例
pdrorg -k rorg -t ADMIN.all -u ADMIN "C:\ucnpwork\control_file"
|
このコマンドを実行すると,認可識別子のパスワードを要求されます。パスワードを入力して<Enter>キーを押してください。
ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.db.user.passwordプロパティに指定したパスワードです。デフォルト値は「UCNPPASS」です。
なお,コマンド実行時にKFPL20000-Eメッセージが出力される(タイムアウトエラーが発生する)場合は,「(3)(b) 作業ディレクトリ下へのディレクトリ・ファイルの追加」で設定した監視時間を長めに設定し直してから,手順3を再度実行してください。
- 次のコマンドを実行して,RDエリアの閉塞を解除します。
pdrels -r RDエリア名[,RDエリア名…]
|
可変値
- RDエリア名
- 次のRDエリア名を指定します。
- META
- METAINDEX
- TBL01
- IDX01
- LOB_CONTENTS01
- UCNP_SEARCH_RD_DATA(検索機能を使用する場合)
- UCNP_SEARCH_RD_XMLIDX(検索機能を使用する場合)
- UCNP_SEARCH_RD_CONTENTIDIDX(検索機能を使用する場合)
戻り値
- 0:正常終了
- 1:警告終了
- 4:警告終了(一部のRDエリアの処理にエラーあり)
- 8:異常終了
- 12:異常終了(内部エラーが発生したため,問い合わせ窓口に連絡してください)
コマンド実行例
- 検索機能を使用しない場合
pdrels -r META,METAINDEX,TBL01,IDX01,LOB_CONTENTS01
|
- 検索機能を使用する場合
pdrels -r META,METAINDEX,TBL01,IDX01,LOB_CONTENTS01,UCNP_SEARCH_RD_DATA,UCNP_SEARCH_RD_XMLIDX,UCNP_SEARCH_RD_CONTENTIDIDX
|
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