4.3.2　ファイルディスクリプタ数を見積もる

〈この項の構成〉

(1)　1EADSサーバプロセス当たりのファイルディスクリプタ数

1EADSサーバプロセス当たりのファイルディスクリプタ数を見積もる計算式を次に示します。

1EADSサーバプロセス当たりのファイルディスクリプタ数＝

　EADSサーバ数^※1×15＋EADSサーバへの最大同時接続数

　＋ユーザが作成するライブラリ数^※2＋Javaのライブラリ数

　＋47

　＋ディスク上のキャッシュが使用するファイルディスクリプタ数

注※1

クラスタを停止させないで，EADSサーバをクラスタに追加する（スケールアウト処理を実行する）予定がある場合は，EADSサーバ数に，追加するEADSサーバの数を含めてください。追加するEADSサーバの数が予測できない場合は，EADSサーバ数に，96を代入してください。

注※2

ユーザが作成するユーザファンクションのjarファイル数と，ユーザファンクションで使用するライブラリ数の合計です。

EADSサーバへの最大同時接続数：

サーバ定義のeads.server.maxConnectionsパラメタの指定値

ディスク上のキャッシュが使用するファイルディスクリプタ数：

ディスクキャッシュ，および2Wayキャッシュを使用する場合は，次の計算式で見積もった値を加算します。

ディスク上のキャッシュが使用するファイルディスクリプタ数＝

　5×データの多重度×ディスクを使用するキャッシュ数

eztool importコマンド実行時のファイルディスクリプタ数を見積もる計算式を次に示します。

eztool importコマンド実行時のファイルディスクリプタ数＝

　EADSサーバへの最大同時接続数×（データの多重度−1）×2

　＋EADSサーバプロセス数×100＋ユーザが作成するライブラリ数^※

　＋ユーザプログラムで必要なファイルディスクリプタ数

1コマンドプロセス当たりのファイルディスクリプタ数を見積もる計算式を次に示します。

1コマンドプロセス当たりのファイルディスクリプタ数＝

　EADSサーバプロセス数×10＋100