Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


9.2.3 スレッドプールおよびコネクションプールに関連するパラメタ

スレッドプールおよびコネクションプールに関連するパラメタの一覧を次の表に示します。

表9‒2 スレッドプールおよびコネクションプールに関連するパラメタ一覧

項番

定義ファイル

パラメタ名

指定する値

デフォルト値

1

サーバ定義ファイル

eads.server.maxConnections

1〜1024

10

2

eads.server.cache.maxExecuteThreads

1〜eads.server.maxConnectionsパラメタの指定値

eads.server.maxConnectionsパラメタの指定値

3

eads.server.function.maxExecuteThreads

1〜eads.server.maxConnectionsパラメタの指定値

eads.server.maxConnectionsパラメタの指定値

4

ファンクション定義ファイル

eads.function.<ユーザファンクション名>.maxExecuteThreads

0〜eads.server.function.maxExecuteThreadsパラメタの指定値

0

5

クライアント定義ファイル

eads.client.connectionPool.poolsize

1〜1024

10

6

eads.client.connectionPool.exceedMaxSizeError.enable

  • true

  • false

false

〈この項の構成〉

(1) サーバ定義ファイル

(a) eads.server.maxConnections

EADSサーバへの最大同時接続数を指定します。

最大同時接続数を超える接続に対しては,エラーを返却し,通信を切断します。

次に示す値の合計以上を設定してください。

なお,eads.client.connectionPool.poolsizeパラメタに設定した値はListenキューのbacklogにも設定されます。設定値がOS の制限値を超えた場合は,OSの制限値が設定されます。

クライアント定義のeads.client.connectionPool.poolsizeパラメタに設定する値を考慮して,OSの制限値を拡張してください。制限値を拡張する方法については,OSのマニュアルを参照してください。

(b) eads.server.cache.maxExecuteThreads

データ操作の最大同時実行スレッド数を指定します。

(c) eads.server.function.maxExecuteThreads

ユーザファンクション全体の最大同時実行スレッド数を指定します。

(2) ファンクション定義ファイル

(a) eads.function.<ユーザファンクション名>.maxExecuteThreads

ユーザファンクション単位の最大同時実行スレッド数を指定します。

ユーザファンクション名には,完全修飾クラス名を指定します。

0を指定した場合は無制限となります。

(3) クライアント定義ファイル

(a) eads.client.connectionPool.poolsize

同一接続先に対してプールしておく,コネクションの最大個数を指定します。

指定した個数まで,コネクションを確立できます。

クライアントAPIを同時に実行するスレッド数の値を設定してください。

(b) eads.client.connectionPool.exceedMaxSizeError.enable

同一接続先に対してプールしておくコネクションがすでに最大個数に達していて,すべて使用中の場合に,EADSクライアントからのリクエストをエラーにするかどうかを指定します。

true:

クライアントAPIをエラーにします。

false:

クライアントAPIをエラーにしません。クライアントAPIは処理待ちとなります。