ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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9.3.1 インプロセス連携カスタムアダプターのサンプルプログラムの実行手順

インプロセス連携カスタムアダプターのサンプルプログラムの実行手順を示します。なお,この手順では,二つのコンソールを使用します。実行するコンソールを【 】で囲んで示しますので,必要に応じて新しいコンソールを開いて実行してください。

  1. 運用ディレクトリに移動します。【コンソール1】
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
  2. <インストールディレクトリ>\samples\api\下のサンプルプログラムを<運用ディレクトリ>直下にディレクトリごとコピーします。【コンソール1】
    なお,<運用ディレクトリ>直下にサンプル環境を構築済みの場合は,この手順および3.の手順は不要です。4.に進んでください。
     
    xcopy /EY <インストールディレクトリ>\samples\api .\samples\api\
     
  3. サンプルプログラムのconfディレクトリ以下を運用ディレクトリ直下のconfディレクトリ下にコピーします。【コンソール1】
    <運用ディレクトリ>\conf下にすでに各プロパティファイルがある場合は,上書きします。上書きしたくない場合は,あらかじめ<運用ディレクトリ>\conf下のプロパティファイルをほかのディレクトリなどに退避しておいてください。
     
    xcopy /Y samples\api\conf .\conf\
     
  4. ソースファイルをコンパイルします。【コンソール1】
    ソースファイルのコンパイルは,javacコマンドを実行できる環境で実行してください。
     
    javac -classpath <インストールディレクトリ>\lib\sdp.jar samples\api\src\samples\Inprocess*.java
     
    注※
    7.5 コンパイル手順」を参照し,事前に環境変数を定義してください。または,環境に応じて,javacコマンドのパスを指定してください。
  5. SDPサーバを起動します。【コンソール1】
     
    .\bin\sdpstart
     
  6. クエリグループ(ストリームとクエリ)を登録します。【コンソール2】
    新しいコンソールを表示して,運用ディレクトリに移動します。
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
    その後,次のコマンドを実行します。
     
    .\bin\sdpcql Inprocess_QueryGroupTest
     
  7. クエリグループを開始します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpcqlstart Inprocess_QueryGroupTest
     
  8. インプロセス連携用アプリケーションを開始します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpstartinpro InprocessAPTest
     
  9. 実行結果を確認します。【コンソール1】
    SDPサーバを起動したコンソール【コンソール1】に,結果が表示されることを確認します。サンプルプログラムのデータ受信AP(ポーリング方式)では,["ad0", 0]〜["ad24", 24]の結果を受信した結果が,コンソールに出力されます。
     
    Receiver : Tuple Get on FILTER1 [ VAL=ad0, ID=0, TIME=... ]
    :
    Receiver : Tuple Get on FILTER1 [ VAL=ad23, ID=23, TIME=... ]
    Receiver : Tuple Get on FILTER1 [ VAL=ad24, ID=24, TIME=... ]
     
  10. インプロセス連携用アプリケーションを停止します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpstopinpro InprocessAPTest
     
  11. クエリグループを停止します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpcqlstop Inprocess_QueryGroupTest
     
  12. SDPサーバを停止します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpstop