ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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9.2.1 RMI連携カスタムアダプターのサンプルプログラムの実行手順

RMI連携カスタムアダプターのサンプルプログラムの実行手順を示します。なお,この手順では,四つのコンソールを使用します。実行するコンソールを【 】で囲んで示しますので,必要に応じて新しいコンソールを開いて実行してください。

  1. 運用ディレクトリに移動します。【コンソール1】
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
  2. <インストールディレクトリ>\samples\api\下のサンプルプログラムを<運用ディレクトリ>直下にディレクトリごとコピーします。【コンソール1】
    なお,<運用ディレクトリ>直下にサンプル環境を構築済みの場合は,この手順および3.の手順は不要です。4.に進んでください。
     
    xcopy /EY <インストールディレクトリ>\samples\api .\samples\api\
     
  3. サンプルプログラムのconfディレクトリ以下を運用ディレクトリ直下のconfディレクトリ下にコピーします。【コンソール1】
    <運用ディレクトリ>\conf下にすでに各プロパティファイルがある場合は,上書きします。上書きしたくない場合は,あらかじめ<運用ディレクトリ>\conf下のプロパティファイルをほかのディレクトリなどに退避しておいてください。
     
    xcopy /Y samples\api\conf .\conf\
     
  4. ソースファイルをコンパイルします。【コンソール1】
    ソースファイルのコンパイルは,javacコマンドを実行できる環境で実行してください。
     
    javac -classpath <インストールディレクトリ>\lib\sdp.jar samples\api\src\samples\RMI*.java
     
    注※
    7.5 コンパイル手順」を参照し,事前に環境変数を定義してください。または,環境に応じて,javacコマンドのパスを指定してください。
  5. SDPサーバを起動します。【コンソール1】
    SDPサーバのポート番号には,デフォルトでは20400が設定されています。
    ポート番号を変更したい場合は,起動前に,<運用ディレクトリ>\conf\system_config.propertiesのrmi.serverPortプロパティで値を変更してください。
     
    .\bin\sdpstart
     
  6. クエリグループ(ストリームとクエリ)を登録します。【コンソール2】
    新しいコンソールを表示して,運用ディレクトリに移動します。
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
    その後,次のコマンドを実行します。
     
    .\bin\sdpcql RMI_QueryGroupTest
     
  7. クエリグループを開始します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpcqlstart RMI_QueryGroupTest
     
  8. データ受信APを起動します。【コンソール3】
    新しいコンソールを表示して,運用ディレクトリに移動します。
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
    その後,次のコマンドを実行します。-clientcfgオプションには,サンプルプログラムとして提供されているRMI連携用JavaVMオプションファイルを指定します。
     
    .\bin\sdpstartap -clientcfg .\conf\jvm_client_options.cfg  samples.RMI_ReceiveTupleTest
     
  9. データ送信APを起動します。【コンソール4】
    新しいコンソールを表示して,運用ディレクトリに移動します。
     
    cd <運用ディレクトリ>
     
    その後,次のコマンドを実行します。-clientcfgオプションには,サンプルプログラムとして提供されているRMI連携用JavaVMオプションファイルを指定します。
     
    .\bin\sdpstartap -clientcfg .\conf\jvm_client_options.cfg samples.RMI_SendTupleTest
     
  10. 実行結果を確認します。【コンソール3】
    データ受信APを起動したコンソール【コンソール3】に,ID1,VAL1,およびVAL2の値として0〜9が表示されることを確認します。
     
    Get Data:ID1=0, VAL1=data1:0, VAL2=data2:0, TIME=...
    Get Data:ID1=1, VAL1=data1:1, VAL2=data2:1, TIME=...
    Get Data:ID1=2, VAL1=data1:2, VAL2=data2:2, TIME=...
    :
    Get Data:ID1=9, VAL1=data1:9, VAL2=data2:9, TIME=...
     
  11. クエリグループを停止します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpcqlstop RMI_QueryGroupTest
     
  12. SDPサーバを停止します。【コンソール2】
     
    .\bin\sdpstop