ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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7.2 RMI連携カスタムアダプターの作成

この節では,RMI連携カスタムアダプターの作成方法について説明します。

RMI連携カスタムアダプターは,カスタムアダプターとは別のプロセスであるSDPサーバにRMI通信で接続し,SDPConnector型オブジェクトを取得します。SDPサーバとの接続には,SDPConnectorFactoryクラスのconnectメソッドを使用します。

ストリームデータの送受信には,StreamInputインタフェースおよびStreamOutputインタフェースのメソッドを使用します。StreamInput型オブジェクトおよびStreamOutput型オブジェクトは,SDPConnectorインタフェースのメソッドによって生成します。なお,一つのSDPConnector型オブジェクトから,StreamInput型オブジェクトおよびStreamOutput型オブジェクトの両方のオブジェクトを生成することもできます。

ストリームデータの送受信時に使用するインタフェースについて,概要を示します。

ストリームデータ送信時
ストリームデータの送信には,StreamInputインタフェースを使用します。
カスタムアダプターでは,SDPConnectorFactoryクラスのconnectメソッドによって取得したSDPConnector型オブジェクトを使用して,StreamInput型オブジェクトを生成します。生成したStreamInput型オブジェクトのputメソッドを使用して,データを送信します。
ストリームデータ受信時
ストリームデータの受信には,StreamOutputインタフェースを使用します。
カスタムアダプターでは,SDPConnectorFactoryクラスのconnectメソッドによって取得したSDPConnector型オブジェクトを使用して,StreamOutput型オブジェクトを生成します。生成したStreamOutput型オブジェクトのgetメソッドまたはgetAllメソッドを使用して,データを受信します。
getメソッドおよびgetAllメソッドでは,SDPサーバから能動的に結果データを取得します。このデータ取得方式を,ポーリング方式といいます。
<この節の構成>
7.2.1 ストリームデータの送信(RMI連携カスタムアダプター)
7.2.2 クエリ結果データの受信(RMI連携カスタムアダプター)