カスタムアダプターは，SDPサーバとのデータの送受信方法（アプリケーション連携方式）によって，次の2種類に分類できます。

• RMI連携カスタムアダプター
  SDPサーバとのデータの送受信に，JavaのRMIの仕組みを使用します。カスタムアダプターをSDPサーバとは別のプロセスとして起動します。
  RMI連携カスタムアダプターを使用する場合のストリームデータの流れを次の図に示します。
  

  図7-2　RMI連携カスタムアダプター

  

• インプロセス連携カスタムアダプター
  SDPサーバとのデータの送受信をSDPサーバのプロセス内で実行します。カスタムアダプターは，SDPサーバの一部として動作します。
  インプロセス連携カスタムアダプターを使用する場合のストリームデータの流れを次の図に示します。
  

  図7-3　インプロセス連携カスタムアダプター

  

なお，カスタムアダプターでは，データ送信APとデータ受信APで，異なるデータの送受信方法を使用することもできます。

例えば，次の図に示すように，データ送信APをRMI連携カスタムアダプターとして作成してデータ受信APをインプロセス連携カスタムアダプターとして作成したり，データ送信APをインプロセス連携カスタムアダプターとして作成してデータ受信APをRMI連携カスタムアダプターとして作成したりすることもできます。

図7-4　データ送信APとデータ受信APで異なるデータ送受信方法を使用する場合