変換関数::=＜変換関数名＞'('＜値式＞')'

変換関数は，引数のデータ型を別のデータ型に変換する機能を提供します。

＜変換関数名＞

変換関数の名称です。変換関数の一覧を次に示します。

表5-9　変換関数の一覧

関数名	説明
BIGINT_TOSTRING関数	BIGINT型の数値を文字列型に変換します。
DECIMAL_TOSTRING関数	DECIMAL型またはNUMERIC型の数値を文字列型に変換します。
DOUBLE_TOSTRING関数	DOUBLE型またはFLOAT型の数値を文字列型に変換します。
INT_TOSTRING関数	INTEGER型の数値を文字列型に変換します。
NUMBER_TODATE関数	ミリ秒の数値をDATE型の日付データに変換します。
NUMBER_TOTIME関数	ミリ秒の数値をTIME型の時刻データに変換します。
REAL_TOSTRING関数	REAL型の数値を文字列型に変換します。
TIME_TONUMBER関数	TIME型の時刻データをミリ秒の数値に変換します。
TIMESTAMP_TONUMBER関数	TIMESTAMP型の時刻印データをミリ秒の数値に変換します。

＜値式＞

値式については，「4.4.18　値式」を参照してください。なお，値式の個数は関数によって異なります。変換関数の各関数の説明を参照してください。

• 変換関数の引数・戻り値での日付データ，時刻データ，時刻印データは，Stream Data Platform - AFが動作しているJavaVMのタイムゾーンに従います。また，変換関数の引数・戻り値でのミリ秒の数値は，1970年1月1日 00:00:00 GMTを基準とした値です。
• 時刻を扱う変換関数は，夏時間に対応していません。夏時間を実施するタイムゾーンで使用した場合でも，日付データ，時刻データ，時刻印データは，標準時間に従って扱います。

INTEGER型のS1.CODEを文字列型に変換し出力します。

register query FILTER ISTREAM ( 
SELECT INT_TOSTRING(S1.CODE) FROM S1[ROWS 10] );

S1.CODEが34512の場合，34512を返します。