ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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4.4.14 ウィンドウ指定

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

ウィンドウ指定::={ROWS▲<整数定数>
                  |RANGE▲<整数定数>〔▲<時間指定>〕
                  |NOW
                  |PARTITION▲BY▲<列指定リスト>▲ROWS▲<整数定数>}

(2) 機能

ストリームの生存期間を指定します。ウィンドウ指定は,リレーション参照で指定します。

(3) オペランド

ROWS

生存する行数として,1〜100,000の値を指定します。

RANGE

生存する時間を指定します。時刻解像度を指定するクエリでは,必ずRANGEを指定してください。

<整数定数>

時間の値を指定します。整数定数の値の範囲については,「4.4.15 時間指定」を参照してください。

<時間指定>

整数定数で指定した時間の単位を指定します。時間指定の指定については,「4.4.15 時間指定」を参照してください。

指定を省略した場合,整数定数で指定した値は秒単位の値として認識されます。

NOW

生存する時間を現時刻だけにします。

PARTITION BY

列指定リストで指定した列名の値ごとにROWSの処理をします。

<列指定リスト>

列指定リストの指定については,「4.4.12 列指定リスト」を参照してください。

列指定リストには,列名の指定ができます。

(4) 構文規則

ありません。

(5) 注意事項

(6) 使用例

使用例1

リレーションs1のストリームの生存期間を2秒間に指定します。下線部がウィンドウ指定の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT * FROM s1[RANGE 2 SECOND];

使用例2

リレーションs1のストリームを列aの値ごとに生存する行を2に指定します。下線部がウィンドウ指定の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT * FROM s1[PARTITION BY s1.a ROWS 2];