Stream Data Platform - AFでは，ストリームデータの入出力に使用する機能として，標準提供アダプターを提供しています。標準提供アダプターを使用する場合，APIを使用したアプリケーションの開発は不要です。

ただし，標準提供アダプターには次のような制限があります。

標準提供アダプターの制限事項

• 扱えるストリームデータの形式は，ファイルまたはHTTPパケットだけです。
• 定義できるシナリオ（クエリグループ）の個数に制限があります。
• ストリームデータ処理エンジンに対するデータ送信とデータ受信に使用するアダプター（アプリケーション）のプロセス構成を任意に決定できません（データ送信APをインプロセスで開始する場合は，データ受信APもインプロセスで開始する必要があるなど）。

標準提供アダプターについては，マニュアル「uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド」を参照してください。

任意の形式のストリームデータを分析したい場合など，標準提供アダプターを使用できないときに，カスタムアダプターを作成してください。

カスタムアダプターは，Stream Data Platform - AFが提供するデータ送受信APIを使用したJavaアプリケーションとして作成します。データ送受信APIの使用方法，アプリケーション開発時の留意事項，コンパイル方法などについては，「7.　カスタムアダプターの作成」で説明します。データ送受信APIの詳細は，「8.　データ送受信用API」で説明します。

また，Stream Data Platform - AFでは，カスタムアダプター作成のためのサンプルプログラムを提供しています。サンプルプログラムの内容については，「9.　データ送受信用APIを使用したサンプルプログラム」で説明します。