ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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1.3.1 クエリの定義でできること

Stream Data Platform - AFでは,ストリームデータ処理エンジンに入力されたストリームデータに対して,あらかじめ登録されたシナリオに沿った分析を実行し,目的に応じた分析結果を出力します。

シナリオは,クエリ定義ファイルに,クエリとして定義します。クエリに定義する内容を次に示します。

 

ポイント
ストリーム間演算を使用すると,リレーションを生成しないで,直接ストリームデータに対して演算を実行し,演算の結果を別のストリームデータに変換できます。
ストリーム間演算では,入出力がストリームデータであること以外は特に規定がなく,入力されたストリームデータに対して実行する処理は任意です。ストリーム間演算関数の処理ロジックを,ユーザーがJavaで記述して作成するクラスファイルにメソッドとして実装することで,任意の処理を実行できます。
ストリーム間演算を使用する場合は,CQLでストリーム間演算関数を定義するほかに,外部定義関数の作成が必要です。外部定義関数の作成については,「10. 外部定義関数の作成」を参照してください。

クエリは,CQLというSQLに類似したクエリ言語を使用して定義します。

CQLを使用したクエリの定義方法については,「2. CQLによるクエリの定義」で説明します。また,CQLの記述方法の詳細は,「3. CQLの基本項目とデータ型」,「4. CQLリファレンス」,および「5. CQLで指定する組み込み関数」で説明します。なお,クエリ定義ファイルについては,マニュアル「uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework システム構築・運用ガイド」を参照してください。

また,クエリ定義ファイルは,サンプルを基に定義できます。サンプルの内容は,「6. クエリ定義のサンプル」で説明します。