uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3
![[目次]](figure/content.gif)
![[索引]](figure/index.gif)
![[前へ]](figure/front.gif)
ここでは,トレースログファイルの内容について説明します。
DocumentBroker Object Loader実行中の重要な保守情報はトレースログファイルに出力されます。このファイルは主にDocumentBroker Object Loaderの保守に使用します。
トレースログファイルの出力形式を図7-1に示します。
図7-1 トレースログファイルの出力形式
![[図データ]](figure/zu070100.gif)
トレースログの表示内容を表7-1に示します。
表7-1 トレースログの表示内容
| 項目 | 表示内容 |
|---|---|
| − | 行番号 |
| yyyy/mm/dd hh:mm:ss.sss | 実行日付および時刻 |
| − | 製品名称 |
| pid | プロセスID |
| tid | スレッドID |
| message-id | メッセージID |
| message(LANG=ja_JP.SJIS) | メッセージ |
トレースフログファイルは,UNIXの場合は環境変数「_HIEDMS_TRACE_DIR」,Windowsの場合は環境変数ファイルのパラメタ「_HIEDMS_TRACE_DIR」にフルパス形式で指定したディレクトリに出力されます。デフォルトの出力先ディレクトリは,次のとおりです。
トレースログファイルの出力ファイル名は,環境変数(UNIXの場合)および環境変数ファイルのパラメタ(Windowsの場合)に指定できません。次のファイル名の形式で出力されます。
EDMRasTrace"PID"_"NO".log
トレースの出力情報がトレースファイルのサイズの上限を超えた場合に,出力先を切り替えるファイルの数を指定できます。UNIXの場合は環境変数「_HIEDMS_TRACE_NUM」,Windowsの場合は環境変数ファイルのパラメタ「_HIEDMS_TRACE_NUM」に,切り替えることができるファイルの数を2〜16の値で指定します。デフォルトは2です。
トレースの出力処理で切り替ファイルの数だけファイルが切り替わると,そのあとは最初に使用したファイルから順に上書きされ再利用されます。
トレースを出力するファイルのサイズを,UNIXの場合は環境変数「_HIEDMS_TRACE_SIZE」,Windowsの場合は環境変数ファイルのパラメタ「_HIEDMS_TRACE_SIZE」に4096〜2147483647(バイト)の値で指定します。デフォルトは1048576(1メガバイト)です。
トレースの出力レベルを変更できます。UNIXの場合は環境変数「_HIEDMS_TRACE_LEVEL」,Windowsの場合は環境変数ファイルのパラメタ「_HIEDMS_TRACE_LEVEL」にトレースレベルを指定します。デフォルトは10です。トレースレベルと出力情報を表7-2に示します。
表7-2 トレースレベルと出力情報
| トレースレベル | 出力情報 |
|---|---|
| 0 | エラー情報 サーバの開始/終了 |
| 10(デフォルト) | トレースレベルが0の場合に出力される情報 ユーザインターフェースの情報 他プログラムとのインターフェースの情報 データベースへの接続/切断 |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, 2009, Hitachi Systems & Services, Ltd.