uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3

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5.6.2 出力内容

<この項の構成>
(1) ファイルの文字コード種別
(2) 指示コマンドの出力
(3) コメント行
(4) 作成コマンドの出力
(5) 改行について
(6) エラー発生時のファイルの削除
(7) ファイルの再作成範囲の軽減
(8) 運用時の注意

(1) ファイルの文字コード種別

オブジェクトローダ入力データファイルの文字コード種別は,文書空間で使用する文字コード種別またはASCIIコードです。

文字コード種別としてUTF-8を使用する場合,ファイルにはBOMを付けません。

(2) 指示コマンドの出力

(3) コメント行

処理対象のオブジェクト指定ファイルの条件式をコメントとして出力します。

(4) 作成コマンドの出力

(a) コマンドカラム

オブジェクトエクスポートがコマンドカラムに出力するコマンドの一覧を次に示します。

表5-9 作成されるコマンド一覧

生成コマンド名 説明
CREATE_RFCT コンテナを作成する。
CREATE_DOC 文書を作成する。
CREATE_VRDOC バージョン付き文書を作成する。
CREATE_DATA 独立オブジェクトを作成する。
CREATE_VARRAY structサブクラスを作成する。
CREATE_VRCV 構成管理の対象のバージョン付き文書を作成する。
CREATE_CV 構成管理コンテナを作成する。
(b) ラベル名カラム
(c) クラス名カラム
(d) プロパティ値カラム

(5) 改行について

オブジェクトローダ入力データの行は,制御ファイルのControlセクションのRecordSeparatorエントリで指定された文字を行の区切り文字として,データを切り出して出力します。

(6) エラー発生時のファイルの削除

オブジェクトローダ入力データファイルへの出力時にEレベルのエラーが発生した場合は,出力途中のオブジェクトローダ入力データファイルを削除します。出力途中のオブジェクトローダ入力データファイルは作成されません。

(7) ファイルの再作成範囲の軽減

オブジェクト指定ファイルに,一つの条件式に該当するオブジェクトが少なくなるような条件式を記述しておくと,オブジェクトエクスポートの出力量を複数回に分割できます。このように指定しておくことによって,オブジェクトローダ入力データファイルの作成に失敗したときのリカバリ作業(再実行で作成する範囲)を少なくすることができます。

(8) 運用時の注意