uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3
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オブジェクト指定ファイルの記述規則を次に示します。
- 規則
- プロパティ値に使用できる文字コード種別は,文書空間で使用する文字コード種別またはASCIIコードです。
文字コード種別としてUTF-8を使用する場合,ファイルにはBOMを付けないでください。
- オブジェクト指定ファイル中に条件式が存在しない場合でもエラーにはなりません。
- クラス名,プロパティ名は,定義ファイルで定義した置き換え文字をそのまま記述します。
- structサブクラス名(VariableArray型のプロパティ名)は,定義ファイルのClassNameDefinitionセクションで定義された置き換え文字をそのまま記述します。
- 指定したクラス名,プロパティ名が定義ファイルに定義されていない場合はエラーメッセージ(KMBV11413-E)を出力してコマンド処理を終了します。指定したクラス名,プロパティ名に該当するものがDocumentBroker文書空間に存在しない場合はエラーメッセージ(KMBV11021-EまたはKMBV11087-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- structサブクラス名は,クラス名で指定したクラスに属するstructサブクラスだけではなく,DCRでリンクした下位のクラスに属するstructサブクラスも指定します。指定したstructサブクラスが実際にクラスに属さない場合でもエラーにしないで,処理を続行します。
- structサブクラス名を複数指定する場合は,半角空白(0x20)1文字以上を区切り文字に指定してください。
- structサブクラスに対しての対象指定はありません。全件を対象にします。
- クラス名に指定できるクラスの種別を次に示します。
・dmaClass_Container
・edmClass_ContainerVersion
・edmClass_IndependentPersistence
・dmaClass_ConfigurationHistory
・dmaClass_DocVersion
- 上に示したクラス種別以外のクラス種別が指定された場合はエラーメッセージ(KMBV11420-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- 論理演算子はAND条件とOR条件を混在して使用することができます。
- 条件節は最大5個指定できます。5個を超えて指定した場合はエラーメッセージ(KMBV11411-E)を出力してコマンド処理を終了します。複数指定する場合は論理演算子で条件節を連結します。例えば,次のように指定します。
プロパティID1>=プロパティ値1&プロパティID2<=プロパティ値2
- 条件節並びを省略した場合は,条件式に指定したクラスのすべてのオブジェクトをオブジェクトローダ入力データファイルへの出力対象にします。
- 指定できるプロパティ値は,プロパティに対応するデータベースの型が文字列または整数のものです。それ以外の場合はエラーメッセージ(KMBV11415-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- プロパティ値は,比較演算子と論理演算子または改行文字の前後の半角空白を除いた文字列をプロパティ値にします。プロパティ値が引用符で囲まれていない場合は,プロパティ値には「"」,「&」,「|」,「/」,「=」,「>」,「<」,半角空白が含まれる文字を指定することはできません。含まれていた場合はエラーメッセージ(KMBV11417-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- 引用符をプロパティ値に含める場合は,プロパティ値を引用符で囲み,引用符を二つ続けて指定します。
- プロパティ値にNULL値を指定する場合は,次のように引用符を二つ続けて記述します。
prop1=aabbcc ← aabbccというプロパティ値を指定する場合
prop2="aa&bb/cc" ← aa&bb/ccというプロパティ値を指定する場合
prop3="aa""bb""cc" ← aa"bb"ccというプロパティ値を指定する場合
prop4="" ← プロパティ値にNULLを指定する場合
- プロパティ値にNULLを指定した場合,比較演算子には「=」と「<>」以外は指定できません。指定した場合はエラーメッセージ(KMBV11411-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- 区切り文字を記述し,条件節並びを記述しない場合はエラーメッセージ(KMBV11411-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- 比較演算子は「=」のほかに「>」,「<」,「>=」,「<=」,「<>」の指定が可能です。比較演算子の「<>」は否定を表します。
- 区切り文字(/),比較演算子(=,>,<,>=,<=,<>)の前後に半角空白(0x20)があってもかまいません。
- 引用符で囲まれているプロパティ値は文字列データとして扱います。したがって,条件節のプロパティのデータ型が数値型の場合に比較対象のプロパティ値が引用符で囲まれているときは,データ型不一致のため,エラーメッセージ(KMBV11417-E)を出力してコマンド処理を終了します。
- 条件節を指定しないでstructサブクラス名を指定する場合は,Query/クラス名//structサブクラス名と記述します。
- 先頭1文字がシャープ(#)の行はコメント行とみなして処理の対象とはしません。
- 空白文字だけの行,または文字数がゼロの行は空行とみなして処理の対象とはしません。
- バージョン付き文書または文書だけをエクスポートする場合で,オブジェクト指定ファイルに指定するクラスに対して制御ファイルのDataMappingセクションに「**PROP_DCR**」が付加されているときは,「**PROP_DCR**」を削除する必要があります。
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