uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3

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4.6.3 環境変数ファイルに設定するパラメタ

環境変数ファイルに設定するパラメタを次に示します。必要なパラメタをNTconfig.iniファイルに記述してください。

<この項の構成>
(1) _HIEDMS_TRACE_DIR
(2) _HIEDMS_TRACE_NUM
(3) _HIEDMS_TRACE_SIZE
(4) _HIEDMS_TRACE_LEVEL
(5) TMPDIR

(1) _HIEDMS_TRACE_DIR

形式
_HIEDMS_TRACE_DIR = トレースログファイルの出力先ディレクトリのパス名

設定内容
  • トレースログファイルの出力先ディレクトリのパス名を指定します。指定したディレクトリの下の\loaderがトレースログファイルの出力先となります。
  • このパラメタを省略した場合,インストールディレクトリ下の\spool\loaderが出力先ディレクトリになります。
  • _HIEDMS_TRACE_DIRに指定したディレクトリが存在しない場合,または256文字以上の場合には,ワーニングメッセージ(KMBV20100-W)を出力し,インストールディレクトリ下の\spool\loaderを使用します。

(2) _HIEDMS_TRACE_NUM

形式
_HIEDMS_TRACE_NUM = トレースログファイルのファイル数

設定内容
  • トレースの出力情報がトレースファイルのサイズの上限を超えた場合,トレースの出力先を別のファイルに切り替えられます。この場合の切り替えるファイル数を設定します。
  • 設定できるファイルの数は2〜16の値です。デフォルトは2です。
  • 設定したファイル数までファイルが切り替わると,そのあとは最初に使用したファイルから順に上書きされます。

(3) _HIEDMS_TRACE_SIZE

形式
_HIEDMS_TRACE_SIZE = トレースログファイルのファイルサイズ

設定内容
トレースを出力するファイルのサイズを4096〜2147483647(バイト)で設定します。デフォルトは1048576(1メガバイト)です。

(4) _HIEDMS_TRACE_LEVEL

形式
_HIEDMS_TRACE_LEVEL = トレースレベル

設定内容
トレースの出力レベルを設定します。出力レベルには,0または10が設定できます。デフォルトは10です。
それぞれを設定した場合に出力される情報を次に示します。
 
0を設定した場合
  • エラー情報
  • サーバの開始と終了
10を設定した場合
  • トレースレベルが0の場合に出力される情報
  • ユーザインターフェースの情報
  • 他プログラムとのインターフェースの情報
  • データベースへの接続と切断

(5) TMPDIR

形式
TMPDIR = XML文書登録用の一時ディレクトリのパス名

設定内容
  • XML文書登録用の一時ディレクトリのパス名を指定します。
  • このパラメタを省略した場合,インストールディレクトリ下の\tmpが一時ディレクトリになります。
  • ディレクトリは,XML文書の文書サイズ以上の空きがある格納先を指定してください。
  • オブジェクトローダ実行時,一時保管ディレクトリに一時ファイルを作成します。一時ファイルの作成に失敗した場合は,ワーニングメッセージ(KMBV11078-W)が出力されます。文書登録後に一時ファイルは削除されます。
  • TMPDIRに指定したディレクトリが存在しない場合,または256文字以上の場合には,ワーニングメッセージ(KMBV20100-W)を出力し,インストールディレクトリ下の\tmpを使用します。