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4.4.3 定義ファイルの構成

定義ファイルは,二つのセクションとセクションを構成する幾つかのエントリで構成されます。表4-10に,定義ファイルに記述するセクションとセクションの機能について説明します。

表4-10 定義ファイルのセクションと機能概要

セクション名 機能概要
ClassNameDefinition 制御ファイルのDataMappingセクションおよび入力データファイルに記述するクラスIDに対応するクラス名を定義する。
PropNameDefinition 制御ファイルのDataMappingセクションおよび入力データファイルで記述するプロパティIDに対するプロパティ名を指定する。
<この項の構成>
(1) ClassNameDefinitionセクション
(2) PropNameDefinitionセクション

(1) ClassNameDefinitionセクション

機能
制御ファイルのDataMappingセクションおよび入力データファイルに記述するクラスIDに対応するクラス名を定義するセクションです。

指定形式
エントリは定義するクラスごとに次の形式で記述します。
 
 クラス名 = GUID値
 

指定規則
  • クラスIDに記述される英大文字のA〜Fと英小文字のa〜fは同一として扱います。
  • クラス名は128バイト以内で記述します。先頭が「**」で始まる名称は指定できません。
  • クラス名には「@」,「=」,「,」,「.」および半角空白は使用できません。
  • GUID値には,クラス名に対応するクラスIDのGUID値を指定します。
  • 同一のクラスに対して複数のクラス名を定義できます。例えば,一つの文書クラスにマルチファイル文書とその他の文書を登録する場合,マルチファイル文書用のクラス名とその他の文書用の文書名を定義することで,1回で登録できます。
    同一のクラスに対して複数のクラス名を定義した場合,制御ファイルおよび入力データファイルに,それぞれのクラス名に対する記述が必要です。

(2) PropNameDefinitionセクション

機能
制御ファイルのDataMappingセクションおよび入力データファイルで記述するプロパティIDに対するプロパティ名を指定するセクションです。

指定形式
エントリは定義するプロパティごとに次の形式で記述します。
 
 プロパティ名 = GUID値
 

指定規則
  • プロパティIDに記述される英大文字のA〜Fと英小文字のa〜fは同一として扱います。
  • プロパティ名は128バイト以内で記述します。先頭が「**」で始まる名称は指定できません。
  • プロパティ名には「@」,「=」,「,」,「.」および半角空白は使用できません。
  • GUID値には,プロパティ名に対応するプロパティIDのGUID値を指定します。