Cosminexus ビジネスプロセス管理/エンタープライズサービスバス V8 サービスプラットフォーム TP1アダプタ ユーザーズガイド

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3.4.2 定義の詳細

TP1アダプタの通信構成定義ファイルの記載形式を次に示します。

図3-3 TP1アダプタの通信構成定義ファイルの記載形式

[図データ]

指定を省略する場合は,開始タグおよび終了タグを含めて省略してください。開始タグおよび終了タグの記述を残して要素の値だけを省略することはできません。

<active_mode>および<standcon_mode>を省略する場合の指定例を次に示します。

誤った指定例
:
<connect_mode>STAND</connect_mode>
<active_mode></active_mode>
<standcon_mode></standcon_mode>
<con_pool_num>64</con_pool_num>
:

正しい指定例
:
<connect_mode>STAND</connect_mode>
<con_pool_num>64</con_pool_num>
:

定義内容を次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
XMLファイルであることを示すXML宣言です。

<adaptertp1_properties>
TP1アダプタの通信構成定義のルート要素です。

<service_group> 〜<識別子>((1−31文字))
サービスグループ名を指定する要素です。この要素の値に接続先システムのサービスグループ名を指定してください。

<operation>
オペレーション情報のルート要素です。この要素はオペレーションの数だけ定義できます。

<op_name> 〜<英数字>((1−256文字))
オペレーション名を指定する要素です。この要素の値にサービスリクエスタからサービスを要求するときに指定するオペレーション名を指定してください。

<service> 〜<識別子>((1−31文字))
サービス名を指定する要素です。この要素の値に接続先システムのサービスグループに登録されているサービス名を指定してください。

<watch_time> 〜<数字>((0−65535))(単位:秒)<<180>>
応答監視時間を指定する要素です。この要素の値にTP1アダプタから通信先のOpenTP1システムに対してサービス要求を行ってから応答を受信するまでの監視時間の最大値を指定します。なお,0を指定した場合は,応答を受信するまで無限に待ちます。
この要素の指定値は,TP1アダプタへサービス要求を行なったときに発生するOpenTP1システムとの通信にだけ有効です。有効範囲の詳細は,表2-1および表2-2を参照してください。

<connect_mode> 〜{STAND|RAP|STATIC}
接続方式を指定する要素です。この要素の値にOpenTP1システムと接続するときの接続方式を指定してください。通信先を指定した接続を指定する場合は,STATICを指定してください。
指定できる値および意味は次のとおりです。
  • STAND:通常RPC接続
  • RAP:リモートAPI接続
  • STATIC:通信先を指定したRPC接続
    注意
    この要素に「STATIC」を指定した場合は,active_mode要素およびstandcon_mode要素の設定が無効となります。

<active_mode> 〜{STAND|EACH}<<STAND>>
確立方式を指定する要素です。この要素の値にリモートAPI接続時に確立するコネクションの常設または非常設を指定してください。リモートAPI接続の場合だけ,この要素の指定値は有効になります。
指定できる値および意味は次のとおりです。
  • STAND:常設コネクション
  • EACH:非常設コネクション

<standcon_mode> 〜{AUTO|MANUAL}<<AUTO>>
常設コネクションの管理方法を指定する要素です。この要素の値にリモートAPI接続時に確立する常設コネクションの管理方法を指定してください。
リモートAPI接続で常設コネクションを確立する場合だけ,この要素の指定値は有効になります。
指定できる値は次のとおりです。
  • AUTO:オートコネクトモード
  • MANUAL:非オートコネクトモード

<static_host> 〜<文字列>((1−255文字))
通信先を指定した接続をする場合の接続先のホスト名を指定する要素です。この要素の値に,接続先スケジュールサーバのホスト名を指定してください。
通信先を指定した接続をする場合だけ,この要素の指定値は有効となります。

<static_port> 〜<符号なし整数>((0−65535))
通信先を指定した接続をする場合の接続先のポート番号を指定する要素です。この要素の値に,接続先スケジュールサーバのポート番号を指定してください。
通信先を指定した接続をする場合だけ,この要素の指定値は有効となります。

<con_pool_num> 〜<数字>((1−1024))
接続先システムで同時に処理できるRPC要求の最大数を指定する要素です。この要素の値に接続先システムで同時に処理できるRPC要求の最大数を指定してください。この要素で指定する値とサービスアダプタ定義画面で指定する最大インスタンス数(TP1アダプタの最大インスタンス数)は同じ値を指定してください。
注意
TP1アダプタのサービス実行要求を受け付ける数(最大インスタンス数)がこの要素の指定値を超えた場合,RPC通信障害処理の失敗時と同様,サービス実行要求を受け付けたときにエラーになります。

<send_buff_size> 〜<数字>((1−8388608))(単位:バイト)<<4096>>
送信バッファサイズを指定する要素です。この要素の値に接続先OpenTP1システムに要求する送信メッセージの最大長を指定してください。

<recv_buff_size> 〜<数字>((1−8388608))(単位:バイト)<<4096>>
受信バッファサイズを指定する要素です。この要素の値に接続先OpenTP1システムから受信メッセージの最大長を指定してください。