Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド

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12.5 ポイントツーポイント通信の使用

Borland Enterprise Server VisiBrokerは,UDPブロードキャストメッセージを使用しないでスマートエージェントプロセスを探す三つの異なる機能を提供します。

これらの三つの機能を使用すると,Borland Enterprise Server VisiBrokerは,次の順序でスマートエージェントの探索を行います。

C++の場合
  1. 実行時パラメタとして指定されたホスト
    詳細については,「12.5.1 実行時パラメタとしてのホストの指定」,および「12.5.2 環境変数によるIPアドレスの指定」を参照してください。
  2. 自ホスト
  3. agentaddrファイルによって指定されたホスト
    詳細については,「12.5.3 agentaddrファイルによるホストの指定」を参照してください。
  4. 1.と同じホスト

Javaの場合
  1. 実行時パラメタとして指定されたホスト
    詳細については,「12.5.1 実行時パラメタとしてのホストの指定」,および「12.5.2 環境変数によるIPアドレスの指定」を参照してください。
  2. agentaddrファイルによって指定されたホスト
    詳細については,「12.5.3 agentaddrファイルによるホストの指定」を参照してください。
    agentaddrファイルが指定されない場合で,かつ$VBROKER_ADM/agentaddrファイルが存在する場合に,Javaでは,次のとおり実行時パラメタとして指定されたものとみなします。
    vbroker.agent.addrFile=$VBROKER_ADM/agentaddr
  3. 自ホスト

これらの代替アプローチのどれかを使用してスマートエージェントが見つかると,それ以降のすべての受け渡しにはスマートエージェントが使用されます。

これらの代替アプローチを使用してもスマートエージェントを探し出せなかった場合は,UDPブロードキャストメッセージを使用した探索を行います。
<この節の構成>
12.5.1 実行時パラメタとしてのホストの指定
12.5.2 環境変数によるIPアドレスの指定
12.5.3 agentaddrファイルによるホストの指定