JP1/ServerConductor/Deployment Manager

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1.4.6 KernelID.lstの編集

管理サーバに登録する管理対象コンピュータの機種に応じて,設定ファイル(KernelID.lst)の内容を編集する必要があります。

【重要!】
DPM 09-00よりKernelID.lstのデフォルト値を変更しました。
これにより,DPM 08-09/*以前から,09-00以降に上書きインストールした環境では,KernelID.lstの編集が必要となります。
詳細は,「5. デフォルト値の変更」を参照してください。

  1. 設定ファイル
    <管理サーバ for DPMインストールフォルダ>\Datafile\KernelID.lst
    <管理サーバ for DPMインストールフォルダ>のデフォルトは「1.1.9 常駐サービスについて」を参照してください。
  2. 管理対象コンピュータの分類
    管理対象コンピュータとなる機種は,以下のように≪第1群マシン≫と≪第2群マシン≫に分類されます。

    第1群マシン:
    リリースノート「付録1. 機種毎のサポート機能一覧」の「表−付録1-1」と「表−付録1-2」に記載された機種および仮想化プラットフォーム

    第2群マシン:
    リリースノート「付録1. 機種毎のサポート機能一覧」の「表−付録1-3」と「表−付録1-4」に記載された機種および仮想化プラットフォーム

    【ヒント】
    IPFアーキテクチャマシンはすべて「第1群マシン」に属します。
  3. KernelID.lstの編集方法

    1) 管理対象コンピュータがすべて「第1群マシン」の場合
    [Default][MAC]セクションを下記のとおり修正してください。
    [MAC]より下の行はすべて削除してください。
    [System]セクションは編集しないでください。
     
    [System]
    File=DPM Kernel Allocation List
    Version=1
     
    [Default]
    IA32=_080331_24
    IPF=_080331_24
     
    [MAC]
     

    2) 管理対象コンピュータがすべて「第2群マシン」の場合
    [Default][MAC]セクションを下記のとおり修正してください。
    [MAC]より下の行はすべて削除してください。
    [System]セクションは編集しないでください。
     
    [System]
    File=DPM Kernel Allocation List
    Version=1
     
    [Default]
    IA32=_080731_26
    IPF=_080331_24
     
    [MAC]
     

    3) 管理対象コンピュータに「第1群マシン」と「第2群マシン」が混在する場合
    [Default][MAC]セクションを(a)(b)のどちらかに修正してください。
    XX-XX-XX-XX-XX-XX,YY-YY-YY-YY-YY-YYはMACアドレスです。
     
    (a)「第1群マシン」を管理する設定をデフォルトとする場合
    [Default]セクションは,第1群マシンを示す"IA32=_080331_24"を設定してください。
    第1群マシンに加えて,第2群マシンも管理対象とする場合は,[MAC]セクションに対象となる第2群マシンすべてのMACアドレスを記述してください("=_080731_26"部分は固定値です)。
    [System]セクションは編集しないでください。
     
    [System]
    File=DPM Kernel Allocation List
    Version=1
     
    [Default]
    IA32=_080331_24
    IPF=_080331_24
     
    [MAC]
    XX-XX-XX-XX-XX-XX=_080731_26
    YY-YY-YY-YY-YY-YY=_080731_26
    (以下省略)
     
     
    (b)「第2群マシン」を管理する設定をデフォルトとする場合
    [Default]セクションは,第2群マシンを示す"IA32=_080731_26"としてください。
    第2群マシンに加えて,第1群マシンも管理対象とする場合は,[MAC]セクションに対象となる第1群マシンすべてのMACアドレスを記述してください("=_080331_24"部分は固定値です)。
    [System]セクションは編集しないでください。
     
    【注意!】
    本設定はIA32/EM64Tアーキテクチャマシンが対象です。
    IPFアーキテクチャマシンについては設定不要です。第1群マシンのみに属するIPFアーキテクチャマシンについては,[Default]セクションは"IPF=_080331_24"のままご使用ください。
     
     
    [System]
    File=DPM Kernel Allocation List
    Version=1
     
    [Default]
    IA32=_080731_26
    IPF=_080331_24
     
    [MAC]
    XX-XX-XX-XX-XX-XX=_080331_24
    YY-YY-YY-YY-YY-YY=_080331_24
    (以下省略)
     
  4. KernelID.lstの編集時の注意事項
    • [MAC]セクションに複数台指定する場合は,1台ごとに改行してください。
    • MACアドレスの大文字/小文字は区別されません。
    • 管理対象から削除したコンピュータのMACアドレスが,[MAC]セクションに記載されている場合は,該当するMACアドレスの記載を削除してください。
    • [MAC]セクションに記載するMACアドレスは,「コンピュータのプロパティ」画面で表示される値を指定してください。
  5. デフォルト値の変更
    DPM 09-00より[Default]セクション「IA32」のデフォルト値を変更しています。
    • DPM 08-90-/*以前のデフォルト値
       
      [System]
      File=DPM Kernel Allocation List
      Version=1
       
      [Default]
      IA32=_080331_24
      IPF=_080331_24
       
      [MAC]
       
      DPM 08-90-/*以前では,「第1群マシン」がデフォルトです。
    • DPM 09-00以降(新規インストール時)のデフォルト値
       
      [System]
      File=DPM Kernel Allocation List
      Version=1
       
      [Default]
      IA32=_080731_26
      IPF=_080331_24
       
      [MAC]
       
      DPM 09-00以降では,「第2群マシン」がデフォルトです。
      (IPFアーキテクチャマシンを除く。)

【重要!】
上書きインストール時は,次の動作となります。

DPM 08-50以降から,09-00以降に上書きインストールする場合:
上書き前のKernelID.lstが引継がれます。

DPM 08-09-/*以前から,09-00以降に上書きインストールする場合:
08-09-/*以前ではKernelID.lstが存在しないため,新規にKernelID.lstが適用されます。前述のとおり,DPM 09-00からは,IPFアーキテクチャマシンを除き,「第2群マシン」がデフォルトとなりますが,DPM 08-09-/*で管理可能なコンピュータはすべて「第1群マシン」に属します。そのため,IPFアーキテクチャマシン以外について,KernelID.lstの編集が必要となります。

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