JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
ここでは,ネットワーク設定変更時の動作,および注意事項について説明します。
ネットワークスイッチ連携機能では,N+1コールドスタンバイ機能でストレージの割り当てを変更すると同時に,ネットワークスイッチのポート設定を変更します。
ネットワークスイッチのポート設定変更に失敗した場合は,障害アラート(0x3725)が通知され,N+1コールドスタンバイ機能の処理が継続されます。
次の図に,BSM Plusが障害を検知した場合の,ネットワークスイッチのポート設定変更時の動作を示します。
図9-9 ポート設定の変更時の動作
図で示した流れについて説明します。
ネットワークスイッチ連携機能を利用するには,事前準備としてポート情報GUI設定方式,またはポート情報インポート設定方式を利用して,ネットワーク情報を設定してください。ポート情報GUI設定方式では,GUI画面を操作してスイッチ情報をBSM Plusに登録する必要があります。ポート情報インポート設定方式では,スイッチ情報定義ファイルを作成し,BSM Plusに登録する必要があります。スイッチ情報定義ファイルには,切り替え対象のサーバモジュールの接続ポートに関するVLANの情報を記述します。
ポート情報GUI設定方式については,「9.6.4(3) ネットワークスイッチ情報の定義(ポート情報GUI設定方式)」を参照してください。
ポート情報インポート設定方式については,「9.6.4(4) ネットワークスイッチ情報の定義(ポート情報インポート設定方式)」を参照してください。
ネットワークスイッチ連携機能では,外部スイッチを介して,異なるネットワークスイッチに接続されたサーバモジュールに切り替えることができます。
内蔵スイッチ,外付スイッチのネットワークスイッチ間の接続を有効にするには,予備系サーバモジュールを接続したネットワークスイッチと外部スイッチ間のタグポートに,あらかじめ現用系サーバモジュールと同じVLAN IDを設定します。
次の図に,ネットワークスイッチ間接続の設定例を示します。
図9-10 ネットワークスイッチ間接続の設定例
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