JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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8.4.1 SNMP Trapを受信するための準備

SNMP Trapを受信するには,SNMPを利用するための次の準備が前提になります。

注意
  • マネージャサービスが起動されると,同期してSNMP Trap Serviceも起動されます。
  • マネージャサービスを起動後にSNMP Trap Serviceを停止または再起動すると,SNMP Trapを受信できなくなります。SNMP Trap Serviceを停止または再起動したときは,マネージャサービスも再起動してください。
  • ラック管理では,SNMP v1およびSNMP v2cにだけ対応しています。

以上の準備が完了したら,追加済みの機器にSNMP管理の設定をします。手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) SNMP管理の設定手順
(2) SNMP管理の設定手順(拡張モジュールの場合)

(1) SNMP管理の設定手順

  1. [ラックマネージャ]ウィンドウのツリーまたは未配置機器の一覧で機器をクリックする
  2. [構成変更]メニューから[変更]または[追加]を選択する
  3. [機器の変更]ダイアログボックス,または[機器の追加]ダイアログボックスで[SNMP管理]チェックボックスをONにする
    種別がブレードサーバ部でモデルが「IOEU」の場合は,ONにできません。
    種別がブレードサーバ部でモデルが「IOEU」以外の場合,[拡張モジュール]から拡張モジュールを選択しているときに,ONにできます。
  4. IPアドレスを入力する
    機器のIPアドレスを入力してください。種別がサーバの場合,IPアドレスが自動的に表示されます。
    なお,複数のIPアドレスを持っていて,それぞれのIPアドレスから別々のSNMP Trapを送信する機器では,入力したIPアドレスからのSNMP Trapだけ受信できます。
  5. コミュニティを選択または入力する
    デフォルトは「public」です。ドロップダウンリストには,今まで登録した機器で入力されたコミュニティが表示されるので,その中から選択するか,または入力します。入力する場合は,半角で63文字まで入力できます。
  6. SNMP Trapを追加する場合は,次のどちらかの操作をする
    • 一つ一つSNMP Trapを設定する場合は,[Trap一覧]にある[追加]ボタンをクリックする
      [SNMP Trapの追加]ダイアログボックスが表示されます。
    • MIBファイルを読み込んでSNMP Trapを追加する場合は,[Trap一覧]にある[ファイルから追加]ボタンをクリックする
    SNMP Trapの追加方法については,「8.4.2 SNMP Trapの受信設定」を参照してください。
  7. SNMP Trapをアラートとして通知するかどうかを選択する
    SNMP Trapをアラートとして通知する場合,[通知]ラジオボタンをONにします。SNMP Trapをアラートとして通知しない場合,[非通知]ラジオボタンをONにします。
  8. SNMP Trapをアラートとして通知する場合,通知するアラートの内容を設定する
    アラートの設定内容については,「8.4.2(3) アラート通知の設定」を参照してください。
  9. [OK]ボタンをクリックする
    [機器の変更]ダイアログボックスが閉じられ,SNMP管理の設定が有効になります。

(2) SNMP管理の設定手順(拡張モジュールの場合)

種別がブレードサーバ部でモデルがIOEU以外の場合は,拡張モジュールに対してSNMP管理ができます。拡張モジュールに対してSNMP Trapを設定するには,[機器の追加]ダイアログボックスまたは[機器の変更]ダイアログボックスで次の操作をします。

  1. [ラックマネージャ]ウィンドウのツリーまたは未配置機器の一覧で機器をクリックする
  2. [構成変更]メニューから[変更]または[追加]を選択する
  3. [機器の変更]ダイアログボックス,または[機器の追加]ダイアログボックスで[SNMP管理]チェックボックスをONにする
  4. [種別]に「ブレードサーバ部」が,[モデル]に「IOEU」以外が表示されている状態で,[拡張モジュール]からSNMP Trapを設定したい拡張モジュールを選択する
  5. 説明(任意)を入力する
    半角で255文字まで入力できます。全角文字は半角2文字分とします。入力は任意ですので,入力しなくてもかまいません。
  6. 「(1) SNMP管理の設定手順」の手順3〜8を実行する
  7. ほかの拡張モジュールに対してSNMP Trapを設定したい場合は,手順3〜5を繰り返す
  8. [OK]ボタンをクリックする
    [機器の変更]ダイアログボックスが閉じられ,拡張モジュールに対するSNMP管理の設定が有効になります。