JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
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SNMP Trapを受信するには,SNMPを利用するための次の準備が前提になります。
- ラックに配置する各機器で,SNMPエージェントを利用できるようにしてください。
SNMPエージェントの機能がない場合は,各機器に対応したSNMPエージェント機能のあるソフトウェアをインストールしてください。
- 各SNMPエージェントは,マネージャサービスがインストールされているマシンにSNMP Trapを送信するように設定してから起動してください。
マネージャサービスが複数IPアドレス構成時の場合には,SNMPエージェントのSNMP Trap送信先として,マネージャサービスがインストールされているマシンの物理IPアドレスを指定してください。環境設定ユティリティの[マネージャサービス]タブから表示される[ネットワーク(共通)]タブの[複数IPアドレス構成時に使用するIPアドレス]に指定されたIPアドレスを指定する必要はありません。
- マネージャサービスがインストールされているマシンに,Windows添付のSNMP Trap Serviceをインストールしてください。
- 注意
- マネージャサービスが起動されると,同期してSNMP Trap Serviceも起動されます。
- マネージャサービスを起動後にSNMP Trap Serviceを停止または再起動すると,SNMP Trapを受信できなくなります。SNMP Trap Serviceを停止または再起動したときは,マネージャサービスも再起動してください。
- ラック管理では,SNMP v1およびSNMP v2cにだけ対応しています。
以上の準備が完了したら,追加済みの機器にSNMP管理の設定をします。手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) SNMP管理の設定手順
- (2) SNMP管理の設定手順(拡張モジュールの場合)
- [ラックマネージャ]ウィンドウのツリーまたは未配置機器の一覧で機器をクリックする
- [構成変更]メニューから[変更]または[追加]を選択する
- [機器の変更]ダイアログボックス,または[機器の追加]ダイアログボックスで[SNMP管理]チェックボックスをONにする
種別がブレードサーバ部でモデルが「IOEU」の場合は,ONにできません。
種別がブレードサーバ部でモデルが「IOEU」以外の場合,[拡張モジュール]から拡張モジュールを選択しているときに,ONにできます。
- IPアドレスを入力する
機器のIPアドレスを入力してください。種別がサーバの場合,IPアドレスが自動的に表示されます。
なお,複数のIPアドレスを持っていて,それぞれのIPアドレスから別々のSNMP Trapを送信する機器では,入力したIPアドレスからのSNMP Trapだけ受信できます。
- コミュニティを選択または入力する
デフォルトは「public」です。ドロップダウンリストには,今まで登録した機器で入力されたコミュニティが表示されるので,その中から選択するか,または入力します。入力する場合は,半角で63文字まで入力できます。
- SNMP Trapを追加する場合は,次のどちらかの操作をする
- 一つ一つSNMP Trapを設定する場合は,[Trap一覧]にある[追加]ボタンをクリックする
[SNMP Trapの追加]ダイアログボックスが表示されます。
- MIBファイルを読み込んでSNMP Trapを追加する場合は,[Trap一覧]にある[ファイルから追加]ボタンをクリックする
SNMP Trapの追加方法については,「8.4.2 SNMP Trapの受信設定」を参照してください。
- SNMP Trapをアラートとして通知するかどうかを選択する
SNMP Trapをアラートとして通知する場合,[通知]ラジオボタンをONにします。SNMP Trapをアラートとして通知しない場合,[非通知]ラジオボタンをONにします。
- SNMP Trapをアラートとして通知する場合,通知するアラートの内容を設定する
アラートの設定内容については,「8.4.2(3) アラート通知の設定」を参照してください。
- [OK]ボタンをクリックする
[機器の変更]ダイアログボックスが閉じられ,SNMP管理の設定が有効になります。
(2) SNMP管理の設定手順(拡張モジュールの場合)
種別がブレードサーバ部でモデルがIOEU以外の場合は,拡張モジュールに対してSNMP管理ができます。拡張モジュールに対してSNMP Trapを設定するには,[機器の追加]ダイアログボックスまたは[機器の変更]ダイアログボックスで次の操作をします。
- [ラックマネージャ]ウィンドウのツリーまたは未配置機器の一覧で機器をクリックする
- [構成変更]メニューから[変更]または[追加]を選択する
- [機器の変更]ダイアログボックス,または[機器の追加]ダイアログボックスで[SNMP管理]チェックボックスをONにする
- [種別]に「ブレードサーバ部」が,[モデル]に「IOEU」以外が表示されている状態で,[拡張モジュール]からSNMP Trapを設定したい拡張モジュールを選択する
- 説明(任意)を入力する
半角で255文字まで入力できます。全角文字は半角2文字分とします。入力は任意ですので,入力しなくてもかまいません。
- 「(1) SNMP管理の設定手順」の手順3〜8を実行する
- ほかの拡張モジュールに対してSNMP Trapを設定したい場合は,手順3〜5を繰り返す
- [OK]ボタンをクリックする
[機器の変更]ダイアログボックスが閉じられ,拡張モジュールに対するSNMP管理の設定が有効になります。
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