JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド
マネージャサービスが受け取ったJP1/ServerConductorの管理対象からのアラートを,JP1のイベントサーバにイベントとして通知できます。これによって,JP1/IMのビューアからJP1/ServerConductorの管理対象ホストの通知アラートを参照できるようになります。
JP1/ServerConductorの通知アラートをJP1/IMのビューア(イベントコンソール)から参照する場合,次のどちらかの方法で設定します。
ここでは,[ホスト管理]ウィンドウの[マネージャサービス設定]ダイアログボックスで設定する手順を示します。
| 設定項目 | 設定内容 |
|---|---|
| JP1/IMへのアラート通知 | JP1/IMへのアラート通知を有効にするかどうかを設定します。 |
| アラートレベル | JP1/IMへ通知するアラートのレベルを設定します。通知するアラートレベルのチェックボックスをONにしてください。 |
| コンピュータ名付加オプション | JP1/IMへ通知するアラートのメッセージにコンピュータ名を付加するかどうかを設定します。 |
マネージャサービスを経由しないでサーバからアラートを直接通知する場合,次のどちらかの方法で設定します。
ここでは,環境設定ユティリティの[ローカルコンソール]タブから表示される[JP1/IM連携機能]タブで設定する手順を示します。
設定する手順を示します。
また,個々のアラートの属性は,[ホスト管理]ウィンドウの[エージェントサービス設定]ダイアログボックスで設定できます。詳細な設定方法については,「2.4.1(2) アラート単位でのフィルタリング」を参照してください。
[JP1/IMへ通知するアラートメッセージにコンピュータ名を付加する]チェックボックスをONにすると,次のフォーマットでJP1/IMにメッセージが通知されます。
コンピュータ名△※メッセージ本文
注※ △は1文字以上の半角スペースを表します。
コンピュータ名は半角で表示され,16文字までメッセージに付加されます。コンピュータ名が17文字以上の場合,17文字目以降はメッセージに付加されません。コンピュータ名が16文字未満の場合,16文字目まで半角スペースが付加されます。また,[JP1/IMへ通知するアラートメッセージにコンピュータ名を付加する]チェックボックスのON/OFFを変更する場合,JP1/IMに通知されるメッセージが変わるため,JP1/IMでBSMから通知されるメッセージに関して次の設定を見直す必要があります。
JP1/IM連携でアラート通知をした場合,JP1/IMに通知される情報を,JP1イベントの属性別に次に示します。
基本属性は,すべてのJP1イベントが持っている属性です。JP1/IM連携でアラート通知をした場合に通知されるJP1イベントの基本属性を次の表に示します。
表7-2 基本属性
| 通知情報 | 属性名 | 内容 |
|---|---|---|
| イベントID | − | イベントID(イベントIDについては,Invent.xlsを参照してください) |
| メッセージ | − | アラートメッセージ※ |
拡張属性は,JP1イベントを発行するプログラムが独自に割り当てる属性です。
拡張属性には共通情報と固有情報があります。共通情報はJP1プログラムで統一されている情報を示します。固有情報は共通情報以外の拡張属性を示します。
| 通知情報 | 属性名 | 内容 |
|---|---|---|
| 重大度 | SEVERITY | "Information","Warning","Critical","Alert"※1 |
| プロダクト名 | PRODUCT_NAME | "/HITACHI/SYSTEM_MANAGER" |
| 登録名タイプ | ROOT_OBJECT_TYPE | "HARDWARE" |
| 登録名 | ROOT_OBJECT_NAME | アラート通知サーバ(コンピュータ名)※2 |
| オブジェクトタイプ | OBJECT_TYPE | "HARDWARE" |
| オブジェクト名 | OBJECT_NAME | 発生部位 |
| 事象種別※3 | OCCURRENCE | "EXCEPTION" |
| 通知情報 | 属性名 | 内容 |
|---|---|---|
| 発生日時 | HSM_TIME | アラート発生日時※1 |
| 発生サーバ | HSM_SERVER | アラート発生サーバ(コンピュータ名)※2 |
| アラートレベル | HSM_ALERT_LEVEL | JP1/ServerConductorのアラートレベル※3 |
| アラートID | HSM_ALERT_ID | JP1/ServerConductorのアラートID |
| 発生部位 | HSM_PORTION | “BIOS POST”,“CI”,”HVM”,“SCSI”,“SVP”,“UPS”,“エージェントサービス”,“クラスタ”,“システムボード”,“ディスクアレイ”,“ドライバ”,“ネットワーク関連”,“マネージャサービス”,“ローカルコンソールサービス”,“拡張スロット”,“筐体/電源” |
JP1/IMの重大度とJP1/ServerConductorのアラートレベルは,それぞれ次のとおりに対応します。
| JP1/IMの重大度 | JP1/ServerConductorのアラートレベル |
|---|---|
| 情報 | インフォメーション |
| 警告 | 注意 |
| 致命的 | 警告 |
| 警戒 | 障害 |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2010, 2014, Hitachi, Ltd.