JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 運用ガイド

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2.4.1 サーバに対するアラートフィルタリング

Windowsサーバ,Linuxサーバ,HP-UXサーバの場合,次の2種類の方法でフィルタリングできます。

次に,それぞれの設定方法について説明します。

<この項の構成>
(1) アラートレベルでのフィルタリング
(2) アラート単位でのフィルタリング

(1) アラートレベルでのフィルタリング

管理対象サーバで発生したアラートを,アラートレベルで分類して,どのアラートレベルを管理コンソールに通知するか設定できます。

  1. [ホスト管理]ウィンドウで,アラートについて設定するサーバを選択する
    1台のサーバを選択してください。複数選択はできません。
  2. [設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択する
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスは,[ラックマネージャ]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択することでも表示できます。ラックマネージャからの障害管理の方法については,「8.5 ラックマネージャからの障害管理」を参照してください。
  3. [アラート]タブを選択する
    [アラート]タブが表示されます。

    [図データ]

  4. [通知アラート]で,通知するアラートレベルのチェックボックスをONにする
  5. [OK]ボタンをクリックする
    [OK]ボタンをクリックした直後から,設定したレベルのアラートが通知されます。

(2) アラート単位でのフィルタリング

管理対象サーバで発生したアラートのうち,どのアラートをコンソールサービスに通知するかを設定できます。また,その設定をアラート属性ファイルに保存し,別のサーバにコピーすることもできます。次にそれぞれの方法について説明します。

(a) アラートごとに設定する
  1. [ホスト管理]ウィンドウで,通知アラートについて設定するサーバを選択する
    1台のサーバを選択してください。複数選択はできません。
  2. [設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択する
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスは,[ラックマネージャ]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択することでも表示できます。ラックマネージャからの障害管理の方法については,「8.5 ラックマネージャからの障害管理」を参照してください。
  3. [各アラートの属性]タブを選択する
    [各アラートの属性]タブが表示されます。

    [図データ]

  4. [アラート一覧]から,通知するアラートを選択する
    アラート一覧には,選択したサーバが通知できるアラートだけが表示されます。
  5. [アラート発生通知]から,選択したアラートを通知するかどうかを設定する
    選択したアラートを通知する場合は[通知する]ラジオボタンをONにします。通知しない場合は[通知しない]ラジオボタンをONにします。また,通知する場合は,そのアラートが何回発生したら通知するかの回数を設定します。アラートの発生回数をエージェント起動時にクリアする場合は[エージェント起動時に発生回数をクリアする]チェックボックスをONにします。
  6. [OK]ボタンをクリックする
    [OK]ボタンをクリックした直後から,設定したアラートが通知されます。
(b) アラート属性ファイルを使用して設定する
  1. [ホスト管理]ウィンドウで,アラート属性のコピー元となるサーバを選択する
    1台のサーバを選択してください。複数選択はできません。
  2. [設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択する
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスは,[ラックマネージャ]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択することでも表示できます。ラックマネージャからの障害管理の方法については,「8.5 ラックマネージャからの障害管理」を参照してください。
  3. [各アラートの属性]タブを選択する
    [各アラートの属性]タブが表示されます。

    [図データ]

  4. [保存]ボタンをクリックする
    [名前を付けて保存]ダイアログボックスが表示されます。
  5. ファイル名を入力して[保存]ボタンをクリックする
    任意のフォルダにアラート属性ファイルを保存してください。このアラート属性ファイルには,[各アラートの属性]タブの[アラート一覧]に表示されているすべてのアラート属性が保存されます。
  6. [OK]ボタンをクリックする
  7. [ホスト管理]ウィンドウで,アラート属性のコピー先のサーバを選択する
    1台のサーバを選択してください。複数選択はできません。
  8. [設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択する
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスは,[ラックマネージャ]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択することでも表示できます。ラックマネージャからの障害管理の方法については,「8.5 ラックマネージャからの障害管理」を参照してください。
  9. [各アラートの属性]タブを選択する
    [各アラートの属性]タブが表示されます。

    [図データ]

  10. [読込]ボタンをクリックする
    [ファイルを開く]ダイアログボックスが表示されます。
  11. アラート属性ファイルを選択し,[開く]ボタンをクリックする
    現在の設定内容がアラート属性ファイルの内容で上書きされます。
  12. [OK]ボタンをクリックする
    [OK]ボタンをクリックした直後に,この設定がエージェントサービスへ反映されます。

注意
アラート属性ファイルと,[各アラートの属性]ダイアログボックスの[アラート一覧]とで,同一のアラートIDに対して異なる設定がされている場合,アラート属性ファイル内のアラート属性が適用されます。
例えば,AというアラートIDに対して,アラート属性ファイルと,[アラート一覧]とで設定内容に差異があった場合,Aのアラート属性は次のように設定されます。
アラートID(A)の有無
(アラート属性ファイル内)
アラートID(A)の有無
(アラート一覧内)
ファイル読み込み後の
アラートID(A)に対する属性
アラート属性ファイル内のアラート属性が反映される
× アラート属性ファイル内のアラート属性は反映されない
× アラート属性は変更されない
× × アラート属性は変更されない

(凡例)
○:AというアラートIDが存在する
×:AというアラートIDが存在しない

(c) 注意事項

アラート発生通知の回数は,次の条件に該当した場合にリセットされます。