JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent

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jp1esalog.sh.def

形式

jp1esalog.sh.def

機能

このコマンドは,障害が発生した直後に実行してください。

このコマンドは,ルートディレクトリの直下で,tarコマンドを使用して資料を採取するディレクトリまたはファイルをアーカイブしたあと,アーカイブしたデータをcompressコマンドを使用して圧縮します。デフォルトでは,/tmp/jp1esa/jp1esa.log.tar.Zを作成します。ファイルがすでにあった場合,自動的に上書きします。

なお,このコマンドは,SNMPエージェントの動作中に実行できます。

格納場所

引数

なし

実行権限

スーパーユーザーで実行してください。

戻り値

0:正常終了。

8:次に示すどれかの実行時エラーが発生(エラーメッセージが出力される)。
  • スーパーユーザー権限以外で実行。
  • ワーク用ディレクトリが作成不可。
  • アーカイブファイルが作成不可。
  • ファイル出力ディレクトリに書き込み権限なし。
  • ファイル出力ディレクトリが作成不可。

カスタマイズ

このコマンドはシェルスクリプトです。次の項目をカスタマイズできます。

デフォルトの出力ファイルを変更したい場合
次に示す行をカスタマイズします。
# Log output file defaultname
OUTFILE="/tmp/jp1esa/jp1esa.log"
ファイル名を指定した場合,次のファイルが作成されます。
指定したファイル名.Z

作業用ディレクトリを変更したい場合
次に示す行をカスタマイズします。
# Working directory
WORKDIR="/tmp/jp1esa/work"
このコマンド実行時には,一次作業用ディレクトリが作成され,そこに一時的にファイルが作成されるため,ある程度のディスク容量が必要になります。デフォルトでは出力ファイルと同じディレクトリに作成されますが,変更したい場合は上記の行を変更してください。

ユーザー作成ファイルなど,ほかの資料を採取したい場合
次に示す行をカスタマイズします。
# User Additional files
ADDFILE=""
なお,変数ADDFILEに,採取する資料を追加する場合は,必ずフルパスの前に「.(ピリオド)」を付けて指定してください。また,複数指定する場合は半角スペースで区切って指定してください。
(例)ADDFILE="./var/tmp/user_log ./etc/opt/sample/conf"

注意事項

注※1 snmpd.lognファイルにはログ・16進数ダンプ・VarBindリストが出力されます。snmpd.lognファイルのサイズと面数は,SnmpMasterファイルの次の環境変数で指定します。
  • ファイルサイズ:SNMP_HTC_SNMPD_LOG_SIZE
SNMP_HTC_SNMPD_LOG_SIZE環境変数の指定例を次に示します。単位はメガバイトです。例では10メガバイトを指定しています。
(例)
SNMP_HTC_SNMPD_LOG_SIZE=10
export SNMP_HTC_SNMPD_LOG_SIZE
  • ファイルの面数:SNMP_HTC_SNMPD_LOG_CNT
SNMP_HTC_SNMPD_LOG_CNT環境変数の指定例を次に示します。単位は面数です。例では10面を指定しています。
(例)
SNMP_HTC_SNMPD_LOG_CNT=10
export SNMP_HTC_SNMPD_LOG_CNT
環境変数の詳細については,「snmpdm」を参照してください。
また,デフォルトではファイル1面当たり10メガバイトで,10面作成するためsnmpd.lognの格納先には100メガバイトを格納できる領域が必要です。

注※2 snmpd.lognファイルに出力されるプロセスは次のとおりです。
snmpdm,naaagt,hp_unixagt,extsubagt,trapdestagt,htc_unixagt1,htc_unixagt2,htc_unixagt3

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