JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent

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3.2.1 SNMPエージェントのSNMP受信ポートの変更方法

ここでは,SNMPエージェントのSNMP受信ポートの変更方法について説明します。

SNMPエージェントのSNMP受信ポートの変更方法には,SR_SNMP_TEST_PORTによる方法と/etc/servicesファイルによる方法の二つがありますが,/etc/servicesファイルの値を変更すると,ほかのSNMPエージェントに影響が生じるおそれがあります。このため変更方法としては,SR_SNMP_TEST_PORTを使用する方法をお勧めします。

次に,SR_SNMP_TEST_PORTを使用した変更方法について説明します。

  1. 次の2行を環境変数を定義するファイルに追加する。
     
    SR_SNMP_TEST_PORT=変更後のポート番号
    export SR_SNMP_TEST_PORT
     
    SR_SNMP_TEST_PORT環境変数を定義するファイルはシステムのOSによって異なります。定義するファイルを次に示します。
    Solarisの場合:/etc/rc.config.d/SnmpMaster
    AIXの場合:/usr/CM2/ESA/opt/SnmpMaster
    HP-UX (IPF),Linux,Linux (IPF)の場合:/opt/CM2/ESA/opt/SnmpMaster
  2. UDPポート番号を変更する(Solaris,AIX,Linux,Linux (IPF)の場合)。
    ネイティブエージェントのSNMP受信ポートを8161/udpまたは161/udpからほかのポート番号に変更する場合,naaagtプロセスがネイティブエージェントに接続するためのUDPポート番号についても変更が必要です。
    次の2行を環境変数を定義するファイルに追加する。
     
    SNMP_NAA_OPTIONS="-port ネイティブエージェントのSNMP受信ポート番号"
    export SNMP_NAA_OPTIONS
     
    SNMP_NAA_OPTIONS環境変数を定義するファイルはシステムのOSによって異なります。定義するファイルを次に示します。
    Solarisの場合:etc/rc.config.d/SnmpNaa
    AIXの場合:/usr/CM2/ESA/opt/SnmpNaa
    Linux,Linux (IPF)の場合:/opt/CM2/ESA/opt/SnmpNaa
  3. SNMPエージェントを再起動する。
    スーパーユーザーで次のコマンドを実行します。
     
    /opt/CM2/ESA/bin/snmpstart
     

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