JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド
エージェントによって生成された、機器を識別するためのユニークなID(ホスト識別子)をリセットするためのresetnid.vbsコマンドについて説明します。
エージェントを導入すると、自動的にホスト識別子が生成されます。
ディスクコピーによってエージェントを導入する場合、コピー先のコンピュータのホスト識別子が新規に生成されるよう、あらかじめコピー元のコンピュータでホスト識別子をリセットしておく必要があります。コピー元のコンピュータでresetnid.vbsコマンドを実行することで、エージェントのホスト識別子がリセットされます。これによって、ディスクコピーを利用してエージェントを導入したときに、新規にホスト識別子が生成され、コンピュータがユニークに識別されるようになります。
また、複数のエージェント導入済みのコンピュータが同じ機器として認識されてしまう場合、それらのコンピュータでresetnid.vbsコマンドを実行することで、各コンピュータがユニークに識別されるようになります。
なお、このコマンドは、エージェント導入済みのコンピュータ上で実行してください。
resetnid.vbs /nodeid
- /nodeid
- この引数は必ず指定してください。引数を省略した場合、コマンドは実行されません。
エージェントのインストール先フォルダ\bin\
Administrator権限を持つユーザーで実行してください。
resetnid.vbsコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 説明 0 コマンドが正常に終了しました。 0以外 コマンドが失敗しました。 ホスト識別子をリセットするコマンドの使用例を次に示します。
resetnid.vbs /nodeid
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