JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド
システム管理者一人で社内全体の機器やハードウェア資産を管理している場合、従業員、分散拠点などの増加に伴い、管理が行き届かなくなることがあります。
このような場合、部門ごとの管理者(部門管理者)を設定して管理業務を分担すれば、社内全体の管理が行き届くようになります。部門管理者ごとに権限と管轄範囲を指定することで、部門管理者は指定された範囲だけの機器、ハードウェア資産などを管理できるようになります。
システム管理者は、社内全体の機器やハードウェア資産の管理状況を確認して、必要に応じて部門管理者に指示を出します。これによって、システム管理者の作業を軽減したり、社内全体の機器、ハードウェア資産などを円滑に管理したりできるようになります。
部門ごとに作業を分担する流れを次に示します。
- 1.部門管理者を登録する
- 部門管理者を決め、ユーザーアカウントを登録します。
- 2.部門管理者と連携して業務を進める
- 各部門管理者は、管轄範囲とする部門の管理情報が表示される画面を参照して管理します。
- システム管理者は、社内全体の管理情報が表示される画面を参照して管理します。
- この節の構成
- 1.2.1 部門管理者を登録する
- 1.2.2 部門管理者と連携して業務を進める
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