JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 構築ガイド

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A.2 エージェントの環境を変更した場合の認識方法

エージェントを導入したコンピュータは、機器を識別するためのユニークなID(ホスト識別子)が生成されます。

コンピュータの環境を変更した場合、変更方法によってホスト識別子が再生成されるかどうかが異なります。ホスト識別子が再生成されると、環境変更前とは異なる機器として認識されます。

コンピュータの環境の変更方法と、ホスト識別子の再生成の有無を次の表に示します。

環境の変更方法 ホスト識別子の再生成の有無
エージェントのアンインストール × 
エージェントのアンインストール後の再インストール × 
エージェントの上書きインストール × 
CPU/メモリ/ネットワークカードの交換 × 
OSアップグレード × 
OS再インストール ○ ※1
OSがインストールされたハードディスクの交換 ○ ※1
ハードディスクの増設 × 
マザーボードの交換 ○ ※2
ディスクコピーを利用した、ほかのコンピュータへのエージェントの導入 ○ ※2

(凡例)○:ホスト識別子が再生成され、異なる機器として認識される ×:再生成されない(同じ機器として認識される)

注※1 コンピュータがAMTに対応している場合、同じ機器として認識されます。

注※2 すでにホスト識別子が再生成されていた場合、同じ機器として認識されます。

参考
異なる機器として認識された場合は、環境を変更する前の機器情報やハードウェア資産情報が管理用サーバに残った状態になります。必要に応じて情報を削除してください。

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