JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド
MDM製品と連携すると、JP1/IT Desktop Managementから管理対象のスマートデバイスを制御できます。この機能を使用すると、MDM製品を操作しないでスマートデバイスを制御できるため便利です。
MDM製品と連携すると、スマートデバイスに対して次に示す制御ができます。
- スマートデバイスのロック
- 利用者がスマートデバイスを紛失した場合、拾得者が操作できないように管理者がスマートデバイスをロックできます。
- スマートデバイスのパスコードのリセット
- 利用者がスマートデバイスのパスコードを忘れた場合、利用者がパスコードを再設定できるように、管理者がスマートデバイスのパスコードをリセットできます。
- スマートデバイスの初期化
- スマートデバイスの利用者を変更したり、スマートデバイスを滅却したりする場合、スマートデバイスを初期化して、工場から出荷されたときの状態にできます。
スマートデバイスの制御は、JP1/IT Desktop Managementが出す要求に従って、MDM製品から実行されます。スマートデバイスを制御する流れを次の図に示します。
注意
- MDM製品との連携の設定を削除すると、そのMDM製品で管理されているスマートデバイスの制御はできなくなります。
参考
- JP1/IT Desktop Managementは、MDM製品が要求を受けた時点で、スマートデバイスが制御できたと見なします。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright, patent, trademark, and other intellectual property rights
related to the "TMEng.dll" file are owned exclusively by Trend Micro Incorporated.