JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド

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13.8 パターン情報ファイル

機能ツリーのパターンやフォルダの情報をエクスポートする際に,監査ログ管理サーバ上に出力されるCSV形式ファイルです。このファイルをインポートすることによって,パターンやフォルダの情報をほかのサーバやユーザに移行できます。なお,インポートできるパターンやフォルダは4,096個までです。

<この節の構成>
(1) ファイル名および格納先
(2) 書式
(3) 定義内容
(4) 指定例

(1) ファイル名および格納先

パターン情報ファイル名および格納先のフォルダは,任意です。

(2) 書式

 
Path,NodeName,DisplayPage,Kind,AuditLogID,AuditLogIDCond,MessageID,Messagelevel,MessageIDCond,StartTimeStamp,EndTimeStamp,ProgramName,ComponentName,PlaceInfo,PlaceInfoCond,ProcessID,ProcessIDCond,EventCategoryID,EventResultID,SubjectInfo,SubjectCategoryID,SubjectInfoCond,PeculiarInfo,UnitTotal,TotalViewPoint,RecordCount↓
パス,ノード名,表示画面,種別,通番,通番条件,メッセージID,メッセージレベル,メッセージID条件,開始日時,終了日時,プログラム名,コンポーネント名,発生場所,発生場所条件,プロセスID,プロセスID条件,監査事象種別,監査事象結果,サブジェクト情報,サブジェクト情報の種別ID,サブジェクト情報の種別条件,固有情報,集計単位,集計観点,表示件数↓
 

記述行の最後には,必ず改行を記述してください。
各項目は「半角コンマ(,)」で区切って指定してください。

(3) 定義内容

パターン情報ファイルに記述する内容を次の表に示します。

表13-20 パターン情報ファイルの定義内容

項番 分類 項目名 設定内容 設定値 デフォルト値 必須
1 機能ツリー情報 パス パターンまたはフォルダのパスを設定します。
対象となるパターンまたはフォルダの一つ上のパスまでを設定してください。
例えば,ツリー項目の「監査ログ検索」配下の「フォルダ」にある「パターン」を対象とする場合は「\監査ログ管理\監査ログ検索\フォルダ」と設定します。
設定時は次に示すことに注意してください。
  • ルートは「\」で示す
1,024バイト以内の文字列を設定します。
2 ノード名 対象となるパターン名またはフォルダ名を設定します。
設定時は次に示すことに注意してください。
  • 先頭に「@」は指定できない
  • 対象がフォルダの場合「\」は指定できない
  • 同じノード名は指定できない
64バイト以内の文字列を設定します。
3 表示画面 対象となる画面名を設定します。 次のどちらかを設定します。
  • 0:「監査ログ検索画面」
    この場合,パス(項番1)はツリー項目の「監査ログ検索」配下を設定しておく必要があります。
  • 1:「監査ログ集計画面」
    この場合,パス(項番1)はツリー項目の「監査ログ集計」配下を設定しておく必要があります。
4 種別 対象がフォルダかパターンかを設定します。 次のどちらかを設定します。
  • 0:フォルダの場合
  • 1:検索パターンまたは集計パターンの場合
5 パターン情報※1 通番 製品または製品のコンポーネントに対応する監査ログを特定するために連続したIDを設定します。 「1〜2147483647」を設定します。
6 通番条件 通番で設定した数値に付加する条件を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:以下
  • 1:等しい
  • 2:以上
0
7 メッセージID メッセージIDを設定します。 64バイト以内の文字列を設定します。
8 メッセージレベル メッセージIDのメッセージレベルを設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:空白
  • 1:「エラー」
  • 2:「警告」
  • 3:「情報」
0
9 メッセージID条件 メッセージIDの文字列付加条件を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:「完全一致」
  • 1:「部分一致」
  • 2:「前方一致」
  • 3:「後方一致」
1
10 開始日時 監査ログの開始日時を設定します。 次の形式で設定します。
  • YYYY/MM/DDhh:mm:ss(年/月/日△時:分:秒)
「1900/01/01 00:00:00〜9999/12/31 23:59:59」の範囲で設定してください。
11 終了日時 監査ログの終了日時を設定します。 次の形式で設定します。
  • YYYY/MM/DDhh:mm:ss(年/月/日△時:分:秒)
「1900/01/01 00:00:00〜9999/12/31 23:59:59」の範囲で設定してください。
12 プログラム名 監査ログを収集しているプログラム名を設定します。
設定時は次に示すことに注意してください。
  • 1文字当たり2バイト以上の文字列は使用できない
64バイト以内の文字列を設定します。
13 コンポーネント名 監査ログを収集しているコンポーネント名を設定します。
設定時は次に示すことに注意してください。
  • 1文字当たり2バイト以上の文字列は使用できない
64バイト以内の文字列を設定します。
14 発生場所 発生場所のIPアドレスおよびホスト名を設定します。 64バイト以内の文字列を設定します。
15 発生場所条件 発生場所の文字列付加条件を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:「完全一致」
  • 1:「部分一致」
  • 2:「前方一致」
  • 3:「後方一致」
1
16 プロセスID プロセスIDを設定します。 「0〜2147483647」を設定します。
17 プロセスID条件 プロセスIDの数値付加条件を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:以下
  • 1:等しい
  • 2:以上
0
18 監査事象種別 監査事象種別を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:空白
  • 1:「StartStop」
  • 2:「Authentication」
  • 3:「AccessControl」
  • 4:「ContentAccess」
  • 5:「Failure」
  • 6:「LinkStatus」
  • 7:「ExternalService」
  • 8:「ConfigurationAccess」
  • 9:「Maintenance」
  • 10:「AnomalyEvent」
  • 11:「ManagementAction」
0
19 監査事象結果 監査事象結果を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:空白
  • 1:「Success」
  • 2:「Failure」
  • 3:「Occurrence」
0
20 サブジェクト情報 サブジェクト情報を設定します。 256バイト以内の文字列を設定します。
21 サブジェクト情報の種別ID サブジェクト情報の種別IDを設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:空白
  • 1:「AccountID」
  • 2:「Effective UserID」
  • 3:「ProcessID」
0
22 サブジェクト情報の種別条件 サブジェクト情報の文字列付加条件を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:「完全一致」
  • 1:「部分一致」
  • 2:「前方一致」
  • 3:「後方一致」
1
23 固有情報 固有情報を設定します。 1,024バイト以内の文字列を設定します。
24 集計単位※2 集計単位の種別を設定します。 次のどれかを設定します。
  • 0:「発生場所」
  • 1:「プログラム名」
  • 2:「サブジェクト情報」
0
25 集計観点※2 集計観点の種別を設定します。 次のどちらかを設定します。
  • 0:「監査事象種別」
  • 1:「監査事象結果」
0
26 表示件数 表示件数を設定します。 「1〜200」を設定します。 100

(凡例)
○:必ず設定する
△:必要に応じて設定する
−:なし

注※1
対象となるレコードが検索パターンまたは集計パターンの場合に設定します。対象となるレコードがフォルダの場合,各項目は空白を設定してください。

注※2
対象となるレコードが集計パターンの場合に設定します。対象となるレコードが検索パターンの場合,各項目は空白を設定してください。

(4) 指定例

パターン情報ファイルの指定例を次に示します。

 
"Path","NodeName","DisplayPage","Kind","AuditLogID","AuditLogIDCond","MessageID","Messagelevel","MessageIDCond","StartTimeStamp","EndTimeStamp","ProgramName","ComponentName","PlaceInfo","PlaceInfoCond","ProcessID","ProcessIDCond","EventCategoryID","EventResultID","SubjectInfo","SubjectCategoryID","SubjectInfoCond","PeculiarInfo","UnitTotal","TotalViewPoint","RecordCount"
"\監査ログ管理\監査ログ検索\","クライアントセキュリティ","0","0","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","",""
"\監査ログ管理\監査ログ検索\クライアントセキュリティ\","クライアントセキュリティポリシー監査","0","1","","0","","0","1","","","JP1/NETM/CSC","","","1","","0","4","0","","0","1","obj=Policy","","","100"
"\監査ログ管理\監査ログ検索\クライアントセキュリティ\","クライアントセキュリティログイン監査","0","1","","0","","3","1","","","JP1/NETM/CSC","Policy","","1","","0","2","1","","0","1","op=Login","","","100"
"\監査ログ管理\監査ログ集計\","クライアントセキュリティ","1","0","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","",""
"\監査ログ管理\監査ログ集計\クライアントセキュリティ\","クライアントセキュリティポリシー監査","1","1","","0","","0","1","","","JP1/NETM/CSC","","","1","","0","4","0","","0","1","obj=Policy","0","0","100"
"\監査ログ管理\監査ログ集計\クライアントセキュリティ\","クライアントセキュリティログイン監査","1","1","","0","","3","1","","","JP1/NETM/CSC","Policy","","1","","0","2","1","","0","1","op=Login","0","0","100"
 

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