JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド
JP1/NETM/Audit - Managerで標準サポート外となっているプログラムを収集対象とした場合で,かつ監査ログの検索結果をレポート表示する際に,監査ログレポート画面の説明欄に表示する固有情報の内容を定義するファイルです。
JP1/NETM/Audit - Managerで標準サポート外となっているプログラムの正規化ルールを正規化ルールファイルで定義した場合に,このファイルを定義する必要があります。
標準サポート外となっているプログラムの監査ログを収集する場合,この監査ログレポート定義ファイルのほかにも,定義するファイルが複数あります。標準サポート外となっているプログラムの監査ログを収集する場合の定義ファイルについては「5.6.2 標準サポート外のプログラムを収集対象とするための準備をする」を参照してください。
- <この節の構成>
- (1) ファイル名および格納先
- (2) 書式
- (3) 定義内容
- (4) 指定例
- (5) 監査ログレポート画面の表示例
(1) ファイル名および格納先
監査ログレポート定義ファイル名およびファイル格納フォルダを次の表に示します。
表13-17 監査ログレポート定義ファイル名およびファイル格納フォルダ
ファイル名 ファイル格納フォルダ admCommonAnalysis.ini JP1/NETM/Audit - Managerの仮想ディレクトリ\conf
(2) 書式
[監査ログ上のプログラム名]↓ DELIMITER=区切り文字↓ TAGn※=変換表示文字列↓
- 注
- 記述行の最後には,必ず改行を記述してください。
- 注※
- nには1〜50の半角数字を昇順で記述します。
(3) 定義内容
監査ログレポート定義ファイルに記述する内容を次の表に示します。
表13-18 監査ログレポート定義ファイルの定義内容
項番 パラメーター 説明 1 [監査ログ上のプログラム名] 監査ログ上のプログラム名を指定します。監査ログ検索画面や監査ログ集計画面の「プログラム名」に表示される名前と一致させてください。 2 DELIMITER 区切り文字列を指定します。 3 TAGn 変換表示文字列を指定します。
(4) 指定例
監査ログレポート定義ファイルの指定例を次に示します。
[ProgramA] DELIMITER=, TAG1=ID1 TAG2=ID2 TAG3=ID3 [ProgramB] DELIMITER=:: TAG1=MSG TAG2=OBJ [ProgramC] DELIMITER=_ TAG1=固有情報また,固有情報の例を次の表に示します。
項番 項目 固有情報の値 1 ProgramAの固有情報 Data1,Data2,Data3 2 ProgramBの固有情報 Message1::object1 3 ProgramCの固有情報 Content1
(5) 監査ログレポート画面の表示例
監査ログレポート画面の表示例を次の図に示します。
図13-1 監査ログレポート画面の表示例
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