JP1/NETM/Audit 構築・運用ガイド
機能ツリーのパターン表示について編集できます。ユーザ作成のパターンを格納するフォルダを作成できるので,プログラム単位や観点単位など,パターンを分類して管理できます。また,不要なパターンを非表示にすることで機能ツリーの利便性が向上します。
編集は,パターン表示編集画面で実行できます。パターン表示編集画面は,機能ツリーで[パターン表示編集]のリンクをクリックすると表示されます。パターン表示編集画面を次に示します。
図7-18 パターン表示編集画面
[更新]ボタンをクリックすると,編集内容を監査ログ管理画面の機能ツリーに反映して,この画面を閉じます。[閉じる]ボタンまたは[×]ボタンをクリックすると,編集内容を破棄して,この画面を閉じます。
このほか,パターン表示編集画面では,ユーザ作成のフォルダやパターンの情報をエクスポートおよびインポートできます。これらの操作によって,ほかのサーバ環境との間で情報の移行ができます。例えば,監査ログ管理サーバで使用しているフォルダやパターンの情報を,監査ログ閲覧サーバで流用するなど,環境移行時の利便性が向上します。
この節では,機能ツリーのパターン表示を編集する手順とユーザ作成のフォルダやパターンを移行する手順について説明します。パターン表示編集画面の各部の名称と使い方については「11.10 パターン表示編集画面」を参照してください。
次の表に,ツリー項目ごとに実行できる操作を示します。
表7-25 ツリー項目ごとに実行できる操作
項番 ツリー項目の種類 実行できる操作 フォルダの作成 名前の
変更移動 コピー 削除 1 ルート − − − − − 2 業務メニュー※1 ○ − − − − 3 ユーザ作成の
フォルダ○※2 ○ ○※2,※3 ○※2,※3 ○ 4 ユーザ作成の
パターン− ○ ○ ○ ○ 5 テンプレート※4 − − − − −
- (凡例)
- ○:操作できる
- −:操作できない
- 注※1
- 業務メニューのうち「監査ログ検索」および「監査ログ集計」を示します。
- 注※2
- フォルダは10階層まで作成できます。また,最上位の「ユーザ作成のフォルダ」配下には,ツリー項目を4,096個まで作成できます。ただし,ツリー項目を大量(2,000個が目安)に作成する場合,IISの送信バッファの最大サイズは,デフォルトより大きい値を設定しておく必要があります。設定方法については「5.5.1(3) IIS送信バッファの最大サイズの設定」を参照してください。
- 注※3
- フォルダを選択した場合,配下のすべてのフォルダおよびパターンに対して操作が反映されます。
- 注※4
- 「テンプレートのフォルダ」,「テンプレートのプログラムフォルダ」,および「テンプレートのパターン」を示します。
- <この節の構成>
- 7.8.1 パターンを保存するフォルダを作成する
- 7.8.2 パターン名やフォルダ名を変更する
- 7.8.3 パターンやフォルダを移動する
- 7.8.4 パターンやフォルダをコピーする
- 7.8.5 パターンやフォルダを削除する
- 7.8.6 パターンやフォルダの表示・非表示を設定する
- 7.8.7 パターンやフォルダの情報を移行する
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