JP1/NETM/Client Security Control
ポリシー割り当てコマンド(cscassign)を実行する際に使用するファイルです。このファイルには,ポリシーの割り当て先および割り当てるポリシー名を定義します。なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。
- <この節の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 指定例
(1) 書式
分類,キーワード,判定ポリシー名,アクションポリシー名,オプション{ 0|1 }↓
分類,キーワード,判定ポリシー名,アクションポリシー名,オプション{ 0|1 }↓
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:
(凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-22 ポリシー割り当て定義ファイルの定義内容
項番 設定項目 設定値 1 分類 ポリシーの割り当て先を指定します。
ALL:すべてのクライアント
PC:キーワードに指定した資産番号のクライアント
GROUP:キーワードに指定した部署に属するクライアント2 キーワード クライアントを検索するためのキーワードを指定します。分類で指定した値によって,指定する内容が異なります。それぞれの場合の指定方法を次に示します。
- 分類でALLを指定した場合
- 指定を省略します。指定した場合は,シンタックスエラーとなります。
- 分類でPCを指定した場合
- クライアントの資産番号を60バイト以内の文字列で指定します。
- 分類でGROUPを指定した場合
- 部署名(上位階層からのパス)を512バイト以内の文字列で指定します。階層は「/(半角)」で区切ります。
3 判定ポリシー名 指定したクライアントに割り当てる判定ポリシー名を128バイト以内の文字列で指定します。
判定ポリシーを割り当てない場合は,指定を省略します。4 アクションポリシー名 指定したクライアントに割り当てるアクションポリシー名を128バイト以内の文字列で指定します。
アクションポリシーを割り当てない場合は,指定を省略します。5 オプション キーワードによるクライアントの検索方法を指定します。この項目は,分類でGROUPを指定した場合だけ有効です。
0:前方一致
1:完全一致
デフォルトは「0」です。記述する際の注意事項を次に示します。
- 先頭に「#」がある行は,コメントとして扱われます。
- キーワードとして部署名を指定する場合,オプションで前方一致(「0」を指定)を指定していても,各階層の名称を正しく指定する必要があります。
例えば,「横浜支社」の下位の階層にある「営業部」という名称の部署にポリシーを割り当てたい場合は,「横浜支社/営業部」と指定します。「横浜支社/営業」などのように部分的に一致していても,各階層の名称が完全でない場合,該当する部署(クライアント)がないとみなされ,ポリシーは割り当てられません。
- 行は複数記述できます。
- 各行の最後には,必ず改行コードを記述してください。改行コードは,「0x0d0a」です。なお,改行コードだけの行は無視されます。
- 参考
- 「横浜支社」という部署の下位に「営業部」という部署がある階層の場合の,キーワードに部署を指定したときの対象となるクライアントを次の表に示します。
項番 キーワードに指定した部署名 対象となるクライアント 1 横浜支社/営業部 「営業部」に属するクライアント 2 横浜支社/営業 無し 3 横浜支社 「横浜支社」および「営業部」に属するクライアント
(3) 指定例
ALL,,(デフォルトポリシー),(デフォルトポリシー)↓ GROUP,本社/営業部/営業1課,,アクションポリシー1,0↓ PC,1000000001,判定ポリシーB,アクションポリシー2↓
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