JP1/NETM/Client Security Control
コマンドの実行対象となる部署を指定する場合に使用するファイルです。このファイルには,コマンド実行対象の部署名を定義します。なお,ファイルの作成場所やファイル名は任意です。
次に示すコマンドの-kオプションで使用します。
- アクションコマンド(cscaction)
- 危険レベルの判定コマンド(cscjudge)
- PC一覧情報出力コマンド(cscexportpclist)
- 統計データ出力コマンド(cscexportcount)
- <この節の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 指定例
(1) 書式
Group_Fullname=部署名↓ (凡例) ↓:改行コード
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。
表16-21 検索条件ファイルの定義内容
項番 パラメーター 設定項目 設定値 1 Group_Fullname 部署名(フルパス) コマンドの実行対象となる部署名を512バイト以内の文字列で指定します。
部署が階層構造になっている場合は,上位階層からのパスを「/(半角)」で区切って指定します。記述する際の注意事項を次に示します。
- 先頭に「#」がある行は,コメントとして扱われます。
- 指定した部署名と前方一致するクライアントが判定対象になります。
- 部署名は,各階層の名称を正しく指定してください。
例えば,「横浜支社」の下位の階層にある「営業部」という名称の部署に属するクライアントを判定したい場合は,「横浜支社/営業部」と指定します。「横浜支社/営業」などのように部分的に一致していても,各階層の名称が完全でない場合は該当する部署(クライアント)がないとみなされ,判定されません。
- パラメーターは複数指定できません。複数指定した場合は,最後に指定した条件が有効になります。
- 各パラメーターの行の最後には,必ず改行コードを記述してください。改行コードは,「0x0d0a」です。なお,改行コードだけの行は無視されます。
- 参考
- 「横浜支社」という部署の下位に「営業部」という部署がある階層の場合の,指定する部署名と対象となるクライアントを次の表に示します。
項番 指定した部署名 対象となるクライアント 1 横浜支社/営業部 「営業部」に属するクライアント 2 横浜支社/営業 無し 3 横浜支社 「横浜支社」および「営業部」に属するクライアント
(3) 指定例
Group_Fullname=本社/営業部/営業1課↓
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