JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
ユーザーWSジョブを定義する手順を次に示します。
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewを起動する。
- JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerにログインする。
[JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[JP1/AJS2 - View]ウィンドウが表示されます。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,これから定義するユーザーWSジョブを管理するジョブネットを定義する。
ジョブネットの定義方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 操作ガイド」の,ジョブネットの定義について説明している章を参照してください。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[JP1/AJS2 - View]ウィンドウのリストエリアで,作成したジョブネットをダブルクリックする。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウが表示されます。
- アイコンリストで,[カスタムジョブ]タブを選択する。
- [排他編集]にチェックを入れる。
- アイコンリストから,ユーザーWSジョブのアイコンをドラッグし,マップエリアにドロップする。
WSジョブ実行ホストのOSがWindowsの場合は[]を,UNIXの場合は[
]をマップエリアにドロップしてください。
[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスが表示されます。「ユニット名」の部分には,選択したジョブネットワーク要素のユニット名が表示されます。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの共通項目を定義する。
次の表に従って定義してください。
表10-6 ユーザーWSジョブの定義(共通項目の定義方法)
項目名 定義方法 指定 [ユニット名] ユーザーWSジョブのユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。 ○ [コメント] ユーザーWSジョブのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。 △ [実行エージェント]※ ユーザーWSジョブを実行するWSジョブ実行ホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。 ○
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:任意で指定します。
- 注※
- JP1/AJS2 - Viewの場合,項目名は[実行ホスト]です。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブで,必要な項目を定義する。
次の表に従って定義してください。
表10-7 ユーザーWSジョブの定義([定義]タブの定義方法)
項目名 定義方法 指定 [実行優先順位] ユーザーWSジョブの実行優先順位を選択します。
JP1/AJSから実行するジョブのデフォルトの実行優先順位は低く設定されていますので,必要に応じてジョブの実行優先順位を変更してください。
ジョブの実行優先順位の変更については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編)」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド」のジョブの実行優先順位に関する注意事項を参照してください。△ [標準出力ファイル名] ユーザーWSプログラムで標準出力に出力した内容を保存したい場合,標準出力ファイル名を511バイト以内で指定します。
ただし,ユーザーWSジョブについては,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewから強制終了しても,標準出力に出力されません。
ユーザーWSプログラムの処理結果を標準出力ファイルに出力し,後続ジョブに引き継ぐこともできます。引き継ぎの詳しい手順については,「10.3.2 ユーザーWSプログラムの処理結果を後続ジョブに引き継ぐ」を参照してください。△ [標準エラー出力ファイル名] ユーザーWSプログラムで標準エラー出力に出力した内容を保存したい場合,またはコントローラーで発生したエラーのメッセージを保存したい場合,標準エラー出力ファイル名を511バイト以内で指定します。
ただし,ユーザーWSジョブについては,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewから強制終了しても,標準エラー出力に出力されません。△ 終了判定[判定結果] 終了判定条件を選択してください。 △ 終了判定[ファイル名] 終了判定[判定結果]で[ファイルが存在すれば正常]または[ファイルが更新されれば正常]を選択した場合に,監視するファイル名を指定してください。 △ 終了判定[警告しきい値] 終了判定[判定結果]で[しきい値による判定]を選択した場合に,終了値を指定します。
ユーザーWSジョブの終了値は,通常ではユーザーWSプログラムの実行結果が返却されます。ただし,JP1/AJS3 - SOA Optionの機能でエラーが発生した場合は,JP1/AJS3 - SOA Optionの終了値(エラーコード)が返却されます。
しきい値で判定する場合,ユーザーWSプログラムが規定する実行結果に応じて,警告しきい値と異常しきい値に2〜128の値を指定してください。△ 終了判定[異常しきい値] [実行時のユーザー] WSジョブ実行ホストのOSのユーザー名を63バイト以内で指定してください。
このユーザーは,Administrators権限またはスーパーユーザー権限を所有し,かつ,実行ユーザー種別の登録ユーザーまたは所有ユーザーにマッピングしておく必要があります。また,この項目を省略するとユーザーマッピングのプライマリユーザーで実行します。プライマリユーザーは,実行ホストのAdministrators権限またはスーパーユーザー権限を所有するユーザーにしてください。○ [詳細]ボタン [ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックスが表示されます。[ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックスでは,ユーザーWSプログラムの配置パス,実行クラス名,ユーザーWSプログラムへ渡すパラメーターなどを定義します。 ○
- (凡例)
- ○:必ず指定します。
- △:任意で指定します。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[属性]タブで,必要な項目を定義する。
次の表に従って定義してください。
表10-8 ユーザーWSジョブの定義([属性]タブの定義方法)
項目名 定義方法 指定 [保留] ユニットの状態をあらかじめ保留状態にするかどうかを指定します。 △ [種別] ユニットの種別をリカバリーにするかどうかを指定します。 △ [打ち切り時間指定] ジョブの実行を打ち切る時間を指定するかどうかを選択します。 △ [打ち切り時間] [打ち切り時間指定]ラジオボタンで[する]を選択した場合,打ち切り時間を分で指定します。指定できる値は,1〜1,440分です。 △ [所有者] ユニットの所有者を31バイト以内で指定します。 △ [JP1資源グループ] JP1資源グループ名を63バイト以内で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。 △ [実行ユーザー種別] 必要に応じて,実行ユーザーの種類を選択します。
選択できる種類を次に示します。
登録ユーザーまたは所有ユーザーは,実行ホストのAdministrators権限またはスーパーユーザー権限を所有するユーザーにマッピングしておく必要があります。
- [登録ユーザー]
ユーザーWSジョブを登録したJP1ユーザーでユーザーマッピングします。
- [所有ユーザー]
ユーザーWSジョブを所有しているJP1ユーザーでユーザーマッピングします。
△
- (凡例)
- △:任意で指定します。
- [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの,[詳細]ボタンをクリックする。
[ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックスが表示されます。
- [ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックスで,ユーザーWSプログラムのファイル配置パス,実行クラス名,およびユーザーWSプログラムへ渡すパラメーターを指定する。
指定方法については,「15.4 [ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックス」を参照してください。
- [ユーザーWSジョブ定義]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスに戻ります。
- 定義した内容を確認し,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする。
[ジョブネットエディタ]ウィンドウに,ユーザーWSジョブが定義されます。
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