JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編

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10.2.6 ユーザーWSプログラムの注意事項と制限事項

ユーザーWSプログラムを実装する際の注意事項とユーザーWSプログラムの制限事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 実装時の注意事項
(2) 制限事項

(1) 実装時の注意事項

ユーザーWSプログラムを実装する際の注意事項について説明します。

ユーザーWSプログラムは,コントローラー上でスレッドとして実行されます。環境変数やシステムプロパティの変更など,ほかのユーザーWSプログラムに影響がある処理は実装しないでください。

次の処理は実装しないでください。
  • セキュリティマネージャーの設定
  • 新しいセキュリティマネージャーの作成
  • セキュリティポリシーの設定
  • JavaVMの停止
  • JavaVMのシャットダウンフックの登録と解除
  • System.out,System.in,およびSystem.errの設定

(2) 制限事項

ユーザーWSプログラムの制限事項を次の表に示します。

表10-4 ユーザーWSプログラムの制限事項

項目 内容
実行ユーザー ユーザーWSプログラムは,コントローラー上でスレッドとして実行されます。そのため,実行ユーザーは,常にコントローラーの実行ユーザー(Administratorsまたはスーパーユーザー)となります。
利用するSOAPクライアントライブラリ ユーザーWSプログラムで利用できるSOAPクライアントライブラリは,Webアプリケーションサーバが提供するSOAPクライアントライブラリです。Webアプリケーションサーバが提供するSOAPクライアントライブラリ以外を使用した場合は,予期しないエラーが発生するおそれがあります。

WebアプリケーションサーバがCosminexus Application Serverの場合
CosminexusのSOAPクライアントライブラリを利用してください。

WebアプリケーションサーバがWebSphere Application Serverの場合
WebSphere Application ServerのSOAPクライアントライブラリを利用してください。

WebアプリケーションサーバがWebLogic Serverの場合
WebLogic ServerのSOAPクライアントライブラリを利用してください。

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