JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
標準WSジョブの実行によるWebサービス接続で,HTTP基本認証が行われているWebサービスと接続する場合の設定手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) HTTP基本認証を利用する場合の設定手順
- (2) HTTP基本認証を利用する場合の設定内容
- (3) HTTP基本認証を利用する場合の設定例
- (4) 定義時の注意事項
- コントローラーを終了する。
コントローラーを終了する方法については,「11.3.2 コントローラーの終了」を参照してください。
- ジョブ実行ホストに認証情報設定ファイルを配置する。
認証情報設定ファイルに,HTTP基本認証でのID,およびパスワードを設定し,WSジョブ実行ホスト上のフォルダに配置してください。ファイル名は任意です。
認証情報設定ファイルの設定内容については,「(2)HTTP基本認証を利用する場合の設定内容」を参照してください。
- コントローラーを開始する。
コントローラーを開始する方法については,「11.3.1 コントローラーの開始」を参照してください。
- 注意
- 標準WSジョブ定義時に,[標準WSジョブ定義]ダイアログボックスの[オプション]タブで次のように設定してください。
- [HTTP基本認証]で[する]を選択する
- [認証情報設定ファイル名(ジョブ実行ホスト上)]に,手順2で認証情報設定ファイルを保存したフォルダを指定する
認証情報設定ファイルで設定する内容を次の表に示します。
表4-7 認証情報設定ファイルで設定する内容
環境設定パラメーター名 定義内容 id HTTP基本認証でのID password HTTP基本認証でのパスワード 次に,環境設定パラメーターの定義内容について説明します。
- id
- HTTP基本認証でのIDを255バイト以内で設定します。
- このパラメーターの設定を省略した場合,または不正な値を設定した場合は,HTTP基本認証を行いません。
- password
- HTTP基本認証でのパスワードを255バイト以内で設定します。
- このパラメーターの設定を省略した場合は,値を空文字として扱います。不正な値を設定した場合は,HTTP基本認証を行いません。
認証情報設定ファイルの設定例を次に示します。
id=id password=password
(4) 定義時の注意事項
定義時の注意事項を次に示します。
- HTTP基本認証でのパスワードを設定するため,認証情報設定ファイルが第三者から不正にアクセスされないように注意してください。
- 環境設定パラメーターは,「環境設定パラメーター名=値」の形式で設定してださい。
- 各環境設定パラメーターを改行で区切って設定してください。最終行には改行が必要です。
- 環境設定パラメーター名は,すべて小文字で設定してください。
- 環境設定パラメーター名には,スペースやタブなどの環境設定パラメーター名以外の文字を含めないでください。
- 「=」と改行の間の文字はすべて値として見なされます。
- 「(2)HTTP基本認証を利用する場合の設定内容」に示すパラメーター以外のものが設定された場合,無視されます。
- 同じ環境設定パラメーター名が重複して設定されている場合,あとの行で設定された値が有効になります。
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi, Ltd.
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