JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
JP1/AJS3 - SOA Optionを動作させるためには,WSジョブ実行ホストのシステム環境変数を設定する必要があります。WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバやWSジョブの種類によって,設定が必要な環境変数が次のように異なります。
表4-1 環境変数の設定が必要な場面
WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバ 標準WSジョブを使用 ユーザーWSジョブを使用 Cosminexus Application Serverを使用 PATH環境変数の設定
- PATH環境変数の設定
- CLASSPATH環境変数の設定
WebSphere Application Serverを使用 PATH環境変数の設定※
- PATH環境変数の設定※
- CLASSPATH環境変数の設定
WebLogic Server 9.2を使用 PATH環境変数の設定
- PATH環境変数の設定
- CLASSPATH環境変数の設定
WebLogic Server 10以降を使用 − CLASSPATH環境変数の設定 なし
(組み込みSOAPクライアントライブラリを使用)− CLASSPATH環境変数の設定
- (凡例)
- −:環境変数の設定は不要です。
- 注※
- Windows Server 2008の場合に設定が必要です。
PATH環境変数およびCLASSPATH環境変数の設定について説明します。
- <この節の構成>
- (1) PATH環境変数の設定(Cosminexus Application Serverを使用する場合)
- (2) PATH環境変数の設定(WebSphere Application Serverを使用する場合)
- (3) PATH環境変数の設定(WebLogic Server 9.2を使用する場合)
- (4) CLASSPATH環境変数の設定
(1) PATH環境変数の設定(Cosminexus Application Serverを使用する場合)
WebアプリケーションサーバにCosminexus Application Serverを使用する場合,PATH環境変数にCosminexusの設定が必要です。PATH環境変数の設定例を次に示します。
PATH=C:\Program Files\HITACHI\Cosminexus\PRF\binCosminexus Application Serverを使用する場合の環境変数PATHの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 SOAPアプリケーション開発の手引」またはマニュアル「Cosminexus SOAP アプリケーション開発ガイド」のコマンドラインによるSOAPアプリケーションの利用について,説明している個所を参照してください。
(2) PATH環境変数の設定(WebSphere Application Serverを使用する場合)
WSジョブ実行ホストのOSがWindows Server 2008の場合,PATH環境変数に次のパスを設定してください。
WebSphere Application Serverインストール先フォルダ\Java\jre\bin
(3) PATH環境変数の設定(WebLogic Server 9.2を使用する場合)
WebアプリケーションサーバにWebLogic Server 9.2を使用する場合,PATH環境変数に次に示すWebLogic Server 9.2のパスを設定する必要があります。
BEAホームディレクトリ\patch_weblogic921\profiles\default\native WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\native\win\32 WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\bin BEAホームディレクトリ\jrockit90_150_06\jre\bin BEAホームディレクトリ\jrockit90_150_06\bin WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\native\win\32\oci920_8PATH環境変数の設定例を次に示します。
PATH=C:\bea\patch_weblogic921\profiles\default\native;C:\bea\webLogic92\server\native\win\32;C:\bea\webLogic92\server\bin;C:\bea\jrockit90_150_06\jre\bin;C:\bea\jrockit90_150_06\bin;C:\bea\webLogic92\server\native\win\32\oci920_8パスとパスの間は,「;」(セミコロン)で区切ってください。
ユーザーWSジョブを使用する場合には,CLASSPATH環境変数の設定が必要です。
CLASSPATH環境変数は,ユーザーWSプログラムを配置するフォルダ以外のフォルダにあるjarファイルを参照する場合に設定します。コントローラーが開始した時に,CLASSPATH環境変数の設定値をJavaVMに指定します(-Djava.class.path)。CLASSPATH環境変数の設定例を次に示します。
CLASSPATH=C:\userwsp\wspcommon.jar;C:\userwsp\wspcommon2.jar次の点に注意して設定してください。
- jarファイルの格納フォルダではなく,ファイル名を含むjarファイルのパスを設定してください。
- 大文字・小文字に関係なく「JP1」または「AJS」から始まる環境変数を設定しないでください。
- 複数のパスを設定する際は「;」(セミコロン)で区切ります。
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi Solutions, Ltd.