JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


4.5 環境変数の設定

JP1/AJS3 - SOA Optionを動作させるためには,WSジョブ実行ホストのシステム環境変数を設定する必要があります。WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバやWSジョブの種類によって,設定が必要な環境変数が次のように異なります。

表4-1 環境変数の設定が必要な場面

WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバ 標準WSジョブを使用 ユーザーWSジョブを使用
Cosminexus Application Serverを使用 PATH環境変数の設定
  • PATH環境変数の設定
  • CLASSPATH環境変数の設定
WebSphere Application Serverを使用 PATH環境変数の設定
  • PATH環境変数の設定
  • CLASSPATH環境変数の設定
WebLogic Server 9.2を使用 PATH環境変数の設定
  • PATH環境変数の設定
  • CLASSPATH環境変数の設定
WebLogic Server 10以降を使用 CLASSPATH環境変数の設定
なし
(組み込みSOAPクライアントライブラリを使用)
CLASSPATH環境変数の設定

(凡例)
−:環境変数の設定は不要です。

注※
Windows Server 2008の場合に設定が必要です。

PATH環境変数およびCLASSPATH環境変数の設定について説明します。

<この節の構成>
(1) PATH環境変数の設定(Cosminexus Application Serverを使用する場合)
(2) PATH環境変数の設定(WebSphere Application Serverを使用する場合)
(3) PATH環境変数の設定(WebLogic Server 9.2を使用する場合)
(4) CLASSPATH環境変数の設定

(1) PATH環境変数の設定(Cosminexus Application Serverを使用する場合)

WebアプリケーションサーバにCosminexus Application Serverを使用する場合,PATH環境変数にCosminexusの設定が必要です。PATH環境変数の設定例を次に示します。

 
PATH=C:\Program Files\HITACHI\Cosminexus\PRF\bin
 

Cosminexus Application Serverを使用する場合の環境変数PATHの設定については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 SOAPアプリケーション開発の手引」またはマニュアル「Cosminexus SOAP アプリケーション開発ガイド」のコマンドラインによるSOAPアプリケーションの利用について,説明している個所を参照してください。

(2) PATH環境変数の設定(WebSphere Application Serverを使用する場合)

WSジョブ実行ホストのOSがWindows Server 2008の場合,PATH環境変数に次のパスを設定してください。

 
WebSphere Application Serverインストール先フォルダ\Java\jre\bin

(3) PATH環境変数の設定(WebLogic Server 9.2を使用する場合)

WebアプリケーションサーバにWebLogic Server 9.2を使用する場合,PATH環境変数に次に示すWebLogic Server 9.2のパスを設定する必要があります。

 
BEAホームディレクトリ\patch_weblogic921\profiles\default\native
WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\native\win\32
WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\bin
BEAホームディレクトリ\jrockit90_150_06\jre\bin
BEAホームディレクトリ\jrockit90_150_06\bin
WebLogic Serverインストール先フォルダ\server\native\win\32\oci920_8
 

PATH環境変数の設定例を次に示します。

 
PATH=C:\bea\patch_weblogic921\profiles\default\native;C:\bea\webLogic92\server\native\win\32;C:\bea\webLogic92\server\bin;C:\bea\jrockit90_150_06\jre\bin;C:\bea\jrockit90_150_06\bin;C:\bea\webLogic92\server\native\win\32\oci920_8
 

パスとパスの間は,「;」(セミコロン)で区切ってください。

(4) CLASSPATH環境変数の設定

ユーザーWSジョブを使用する場合には,CLASSPATH環境変数の設定が必要です。

CLASSPATH環境変数は,ユーザーWSプログラムを配置するフォルダ以外のフォルダにあるjarファイルを参照する場合に設定します。コントローラーが開始した時に,CLASSPATH環境変数の設定値をJavaVMに指定します(-Djava.class.path)。CLASSPATH環境変数の設定例を次に示します。

 
CLASSPATH=C:\userwsp\wspcommon.jar;C:\userwsp\wspcommon2.jar
 

次の点に注意して設定してください。

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2009, 2011,Hitachi Solutions, Ltd.