JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド
統合監視DBを使用する場合,重大度変更機能を設定すると,イベントの重大度を変更できます。
統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.4(2) 統合監視DBの設定」を参照してください。
また,重大度変更機能を設定する方法は,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「4.10 重大度変更機能の設定」を参照してください。
ここでは,イベントの重大度を変更する手順を次に示します。
- イベントの重大度変更機能が有効になっていることを確認する。
無効になっている場合は,jcoimdefコマンドを使用し,イベントの重大度変更機能を有効にしてください。-chsevオプションをONにすると,イベントの重大度変更機能が有効となります。デフォルトは無効です。jcoimdefコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jcoimdef」(1. コマンド)を参照してください。
- 重大度変更定義ファイルに,イベントの重大度変更の定義を記述する。
重大度変更はシステム単位で定義します。重大度は,「緊急(Emergency)」,「警戒(Alert)」,「致命的(Critical)」,「エラー(Error)」,「警告(Warning)」,「通知(Notice)」,「情報(Information)」,「デバッグ(Debug)」の範囲で変更できます。
重大度変更定義ファイルの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「重大度変更定義ファイル(jcochsev.conf)」(2. 定義ファイル)を参照してください。
- 重大度変更定義ファイルに設定する内容の例
- DESC_VERSION=1
- def 重大度変更1
- cnd
- B.ID IN 100 200
- E.SEVERITY IN Warning
- B.SOURCESERVER IN hostA hostB hostC
- end-cnd
- sev Emergency
- end-def
- JP1/IM - Managerを再起動またはjco_spmd_reloadコマンドを実行する。
ただし,手順1で重大度変更機能を無効から有効に変更した場合は,JP1/IM - Managerを再起動する必要があります。
jco_spmd_reloadコマンドについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」の「jco_spmd_reload」(1. コマンド)を参照してください。
変更後のJP1イベントの重大度は,イベント一覧の[重大度]に表示します。変更前のJP1イベントの重大度は,イベント一覧の[重大度(変更前)]に表示します。また,重大度を変更したJP1イベントは,イベント一覧の[重大度変更]にアイコンを表示します。
イベント基盤サービスは,マネージャー上のイベントサービスから受信したJP1イベントの重大度を変更し,統合監視DBに登録します。その際,イベントサービスのイベントDBの内容は変更されません。
また,マッピング定義を重大度の変更に使用することがあります。マッピング定義を使用すると,イベント一覧の[重大度]に,別の属性を表示できます。
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