JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1
動作ログを出力するための設定は,jpccomm.iniファイルで定義します。設定しない場合,動作ログは出力されません。動作ログを出力するための設定内容とその手順について次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 設定手順
- (2) jpccomm.iniファイルの詳細
(1) 設定手順
動作ログを出力するための設定手順を次に示します。
- ホスト上の全PFMサービスを停止させる。
- テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを編集する。
- jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
(2) jpccomm.iniファイルの詳細
jpccomm.iniファイルの詳細について説明します。
(a) 格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- インストール先フォルダ
- UNIXの場合
- /opt/jp1pc/
(b) 形式
jpccomm.iniファイルには,次の内容を定義します。
- 動作ログの出力の有無
- 動作ログの出力先
- 動作ログの保存面数
- 動作ログのファイルサイズ
指定形式は次のとおりです。
"項目名"=値
設定項目を次の表に示します。
表J-4 jpccomm.iniファイルで設定する項目およびデフォルト値
項番 項目 説明 1 [Action Log Section] セクション名。変更できない。 2 Action Log Mode 動作ログを出力するかどうかを指定する。この項目の設定は省略できない。
- デフォルト値
0(出力しない)
- 指定できる値
0(出力しない),1(出力する)
これ以外の値を指定すると,エラーメッセージが出力され,動作ログは出力されない。
3 Action Log Dir 動作ログの出力先を指定する。
制限長を超えるパスを設定した場合や,ディレクトリへのアクセスが失敗した場合は,共通ログにエラーメッセージが出力され,動作ログは出力されない。
- デフォルト値
Windowsの場合
インストール先フォルダ\auditlog\
UNIXの場合
/opt/jp1pc/auditlog/
- 指定できる値
1〜185バイトの文字列
4 Action Log Num ログファイルの総数の上限(保存面数)を指定する。カレント出力ファイルとシフトファイルの合計を指定する。
数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,デフォルト値である5が設定される。
- デフォルト値
5
- 指定できる値
2〜10の整数
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージを出力し,指定値に最も近い2〜10の整数値が設定される。5 Action Log Size ログファイルのサイズをキロバイト単位で指定する。
数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,デフォルト値である2048が設定される。
- デフォルト値
2048
- 指定できる値
512〜2096128の整数
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージが出力され,指定値に最も近い512〜2096128の整数値が設定される。
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