JP1/Performance Management - Agent Option for OpenTP1
MCF経由でメッセージを受信するシステムで受信メッセージを処理するMHPのサービスグループが閉塞すると,メッセージが受信されません。これによって未処理のメッセージがMCF入力キューに滞留してしまい,業務処理が正常に実行できなくなるおそれがあります。
このため,MCF入力キューの滞留状況を監視することは重要です。MCF入力キューの滞留状況は,受信メッセージ数を監視することで確認できます。
- <この項の構成>
- (1) 関連する監視テンプレート
- (2) 監視方法
(1) 関連する監視テンプレート
MCF入力キューの滞留状況を監視するために使用できる監視テンプレートを次の表に示します。
表1-3 MCF入力キューの滞留状況を監視するために使用できる監視テンプレート
アラーム 使用レコード 使用フィールド 異常条件 警告条件 Rcv Msg Count PD_MCFG 受信メッセージ数 Rcv Msg Count > 100 Rcv Msg Count > 50
(2) 監視方法
- 受信メッセージ数の監視
- 受信メッセージ数は,Rcv Msg Countアラームを使用して監視できます。
Rcv Msg Countアラームによって異常を検知した場合,次に示す監視テンプレートを使用することでMCFメッセージの送信に関連する状況を確認できます。
- MCF Service Group Detail(5.0)レポート
MCF Service Group Detail(5.0)レポートによって,MCFサービスグループの状況を確認できます。
- Message Logレポート
Message Logレポートによって,OpenTP1の出力メッセージを表示させて,異常が発生したUAP,要因などを確認できます。
さらに詳細な状況や原因を調査したい場合は,OpenTP1やOSが出力するログ,提供コマンドなどを使用してください。
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