JP1/Performance Management - Agent Option for IBM(R) DB2(R) Universal Database(TM)
この章では,PFM - Agent for DB2のレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説明は,次の項目から構成されています。
機能
各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。
デフォルト値および変更できる値
各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更できる値を表で示します。「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示します。この表で示す各項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
表5-1 デフォルト値および変更できる値
項目 意味 変更可否 Collection Interval パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。 ○:変更できる。
×:変更できない。Collection Offset※ パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。オフセット値については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照のこと。
また,パフォーマンスデータの収集開始時刻については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。Log 収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうか。
Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録しない。
No:記録しない。LOGIF 収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかの条件。
- 注※
- 指定できる値は,0~32,767秒(Collection Intervalで指定した値の範囲内)です。これは,複数のデータを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offsetの値に関係なく,Collection Intervalと同様の時間となります。
- Collection Offsetの値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。
ODBCキーフィールド
PFM - Managerで,SQLを使用してStoreデータベースに格納されているレコードのデータを利用する場合に必要なODBCキーフィールドを示します。ODBCキーフィールドには,全レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有のODBCキーフィールドです。複数インスタンスレコードだけが,固有のODBCキーフィールドを持っています。
全レコード共通のODBCキーフィールドについては,この章の「ODBCキーフィールド一覧」を参照してください。ODBCキーフィールドの使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,ODBCに準拠したアプリケーションプログラムとの連携について説明している章を参照してください。
ライフタイム
各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。
レコードサイズ
1回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。
フィールド
各レコードのフィールドについて表で説明します。表の各項目について次に説明します。
- PFM - View名(PFM - Manager名)
- PFM - View名
PFM - Web Consoleで表示されるフィールド名(PFM - View名)を示します。
- PFM - Manager名
PFM - Managerで,SQLを使用してStoreデータベースに格納されているフィールドのデータを利用する場合,SQL文で記述するフィールド名(PFM - Manager名)を示します。
SQL文では,先頭に各レコードのレコードIDを付加した形式で記述します。例えば,Basic Information on Database(PD_DBID)レコードのDB Name(DB_NAME)フィールドの場合,「PD_DBID_DB_NAME」と記述します。
- 説明
各フィールドに格納されるパフォーマンスデータについて説明します。
- 要約
Agent Storeがデータを要約するときの要約方法(ルール)を示します。要約ルールについては,この章の「要約ルール」を参照してください。
- 形式
char型やfloat型など,各フィールドの値のデータ型を示します。データ型については,この章の「データ型一覧」を参照してください。
- デルタ
累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。デルタについては,この章の「フィールドの値」を参照してください。
- サポートVR
そのフィールドを使用できるDB2のバージョン番号を示します。
バージョン番号が記述してある場合,そのバージョン以降でそのフィールドが使用できます。「すべて」と記述してある場合,すべてのDB2のバージョンで使用できます。「対象外」と記述してある場合,サポート対象外のフィールドであることを示します。
- 制約
該当するフィールドの値の制約の有無を示します。フィールドの値の制約については,この章の「フィールドの値」を参照してください。
- データソース
該当するフィールドの値の計算方法または取得先を示します。フィールドの値については,この章の「フィールドの値」を参照してください。
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