JP1/Performance Management リファレンス

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1.4.4 [クイックガイド]画面

簡易的なレポートの作成やアラームの設定を実施する画面です。この画面は,[エージェント階層]画面のメソッドフレームで[クイックガイド]ボタンをクリックすると表示されます。

[クイックガイド]画面を次の図に示します。

図1-22 [クイックガイド]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[最新情報に更新]
[クイックガイド]画面の表示内容を最新状態に更新します。

[キーワード]
検索したいキーワードを入力して[フィールドの検索]ボタンをクリックすると,[クイックガイド > フィールドの検索]画面が表示され,キーワードの検索結果が表示されます。フィールドの検索については,「(1) [クイックガイド > フィールドの検索]画面」を参照してください。
ただし,データモデル説明ファイルが格納されていない場合は,[フィールドの検索]ボタンは表示されません。データモデル説明ファイルについては,「付録D.3 PFM - Web Consoleのファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。

レコードの一覧
レコードの一覧がレコード名のアルファベット順で表示されます。表示される項目は次のとおりです。

[レコード名]
レコード名,またはレコード名の前の[図データ]をクリックすると,フィールドの一覧が展開表示されます。
展開表示される項目は次のとおりです。
表示項目 表示内容
「単一行のレコードです」
または
「複数行のレコードです」
フィールド名を表示します。
  • 「単一行のレコードです」
    該当するレコードが単一インスタンスの場合に表示されます。
  • 「複数行のレコードです」
    該当するレコードが複数インスタンスの場合に表示されます。
    また,ODBCキーフィールド一覧として,「フィールド名」と「説明」が表示されます。
フィールド名 フィールド名を表示します(ODBCキーフィールドを除く)。
アクション レポートまたはアラームの種類をアイコンで表示します。表示するアイコンがない場合は,代わりに「n/a」と表示されます。
  • [図データ]リアルタイムレポート
    フィールドが「Storeデータベースに記憶されるときだけ追加されるフィールド」でない場合に表示されます。
    クリックすると,該当するレポート画面が別ウィンドウで表示されます。
  • [図データ]履歴レポート
    指定した全エージェントの該当レコードの「Log」に,一つでも「Yes」があり,かつフィールドが「Storeデータベースに記憶されるときだけ追加されるフィールド」でない場合だけ表示されます。
    クリックすると,該当するレポート画面が別ウィンドウで表示されます。
  • [図データ]アラーム
    接続ユーザーが管理ユーザーであり,かつフィールドが「Storeデータベースに記憶されるときだけ追加されるフィールド」でなく,かつフィールドがKeyDate型・DateTime型・time_t型のどれにも該当しない場合に表示されます。
    クリックすると,[クイックガイド > アラーム作成]画面がインフォメーションフレームに表示されます。
    [クイックガイド > アラーム作成]画面については,「(2) [クイックガイド > アラーム作成]画面」を参照してください。
形式 該当するフィールドの属性をアイコンで表示します。
  • [図データ]:数値属性
  • [図データ]:文字列属性
説明 該当するフィールドの説明文を表示します。
説明文がない場合は(説明文なし)と表示します。
[閉じる]ボタン 展開表示されているフィールドの一覧を閉じます。

[レコードID]
該当するレコードのレコードIDが表示されます。

[格納される情報]
該当するレコードの説明文が表示されます。
説明文がない場合は,(説明文なし)と表示されます。

[Log]
エージェントの該当レコードがAgent Storeデータベースサービスに記録する設定になっているかを表示します。
  • Yes:記録する
    指定エージェントが複数ある場合は,そのうち一つでも記録する設定になっていれば「Yes」と表示します。
  • No:記録しない
  • n/a:情報が取得できない(指定エージェントのサービスに接続できないなど)
<この項の構成>
(1) [クイックガイド > フィールドの検索]画面
(2) [クイックガイド > アラーム作成]画面

(1) [クイックガイド > フィールドの検索]画面

フィールドを文字検索する画面です。デフォルト値で最大50件のフィールドを検索できます。

検索数の上限数は,初期設定ファイル(config.xml)のsearchLimitで設定できます。初期設定ファイル(config.xml)については,「付録E 初期設定ファイル(config.xml)」を参照してください。

[クイックガイド > フィールドの検索]画面を次の図に示します。

図1-23 [クイックガイド > フィールドの検索]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[検索キーワード]
検索キーワードを64文字以内で入力します(区切り文字の空白も含む)。検索に関する注意事項は次のとおりです。
  • 複数のキーワードでAND検索を実行する場合は,全角または半角の空白で区切って入力してください。
  • OR検索は実行できません。
  • ワイルドカードを使用した検索はできません。
  • 空白だけで構成される検索キーワードは指定できません。
  • 検索キーワードの先頭または末尾に入力された空白は排除されます。
  • 空白を含む検索キーワードを指定した場合,正しく検索されません。
  • アルファベットの大文字と小文字は区別されません。
  • 検索キーワードの全角文字と半角文字は区別されます。
  • 改行コードを含む検索キーワードは入力できません。
検索キーワードを入力後,[検索]ボタンをクリックすると,検索結果が表示されます。
検索結果は,[対象レコード]の選択によって,次のように表示先が異なります。
  • [対象レコード]で「--すべてのレコード--」を選択した場合
    検索結果は[検索結果:レコード一覧]画面に表示されます。
  • [対象レコード]で「--Log=Yesのレコード--」を選択した場合
    検索結果は[検索結果:レコード一覧]画面に表示されます。
  • [対象レコード]でレコード名を選択した場合
    検索結果は[検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面に表示されます。

[対象レコード]
検索対象のレコードをプルダウンメニューで選択します。デフォルトでは,「--すべてのレコード--」が表示されます。
プルダウンメニューには次の項目が表示されます。
  • 「--すべてのレコード--」
    すべてのレコードを検索対象とする場合に選択します。
  • 「--Log=Yesのレコード--」
    「Log」プロパティがYesに設定されているものを検索の対象とする場合に選択します。この画面を開いた時点でエージェントが稼働している場合に,プルダウンメニューに表示されます。
  • 選択したエージェントのレコード名一覧
    選択したエージェントのレコード名一覧がアルファベット順に表示されます。

[キャンセル]ボタン
[クイックガイド]画面に戻ります。

(a) [検索結果:レコード一覧]画面

[クイックガイド > フィールドの検索]画面で,対象レコードを「--すべてのレコード--」と設定した場合に,検索結果となるフィールド数をレコードごとに表示します。表示順は,レコード名のアルファベット順です。

レコード名
レコード名に続けて,次の情報が表示されます。
  • 検索結果に該当するフィールド数
  • レコードの説明
    説明文がない場合は(説明文なし)と表示されます。
  • インスタンスタイプ
    [(このレコードは単一行のレコードです)]または[(このレコードは複数行のレコードです)]と表示されます。
レコード名のメニューをクリックすると,選択したレコードに該当するフィールド一覧が[検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面に表示されます。

エラーメッセージ
検索の結果,該当するフィールドがない場合は,検索結果の代わりにエラーメッセージが表示されます。

[キャンセル]ボタン
一つ前の画面に戻ります。

(b) [検索結果:<レコード名>レコードの該当フィールド一覧]画面

検索結果のフィールド一覧が表示されます。

アクション
次に示す内容が表示されます。表示するアイコンがない場合は「n/a」と表示されます。
表示内容 意味 表示条件 アイコンをクリックした際の動作
[図データ]  リアルタイムレポート フィールドが「Storeデータベースに記憶されるときだけ追加されるフィールド」でない場合。 該当するレポート画面が別ウィンドウで表示されます。
[図データ]  履歴レポート 指定した全エージェントの該当レコードの「Log」に,一つでも「Yes」がある場合。 該当するレポート画面が別ウィンドウで表示されます。
[図データ]  アラーム 次の条件を満たす場合。
  • 接続ユーザーが管理ユーザーである
  • フィールドが「Storeデータベースに記憶されるときだけ追加されるフィールド」でない
  • 次のどのフィールドにも該当しない場合
    KeyDate型
    DateTime型
    time_t型
[クイックガイド > アラーム作成]画面がインフォメーションフレームに表示されます。
[クイックガイド > アラーム作成]画面については,「(2) [クイックガイド > アラーム作成]画面」を参照してください。

形式
該当するフィールドの属性が,次に示すアイコンで表示されます。
  • [図データ]:数値属性
  • [図データ]:文字列属性

説明
フィールドの説明が表示されます。検索キーワードに合致する部分は太字で表示されます。

エラーメッセージ
検索の結果,該当するフィールドがない場合は,検索結果の代わりにエラーメッセージが表示されます。

[レコード一覧へ]ボタン
[検索結果:レコード一覧]画面に戻ります。このボタンは,[検索結果:レコード一覧]画面からこの画面へ遷移した場合だけ表示されます。

(2) [クイックガイド > アラーム作成]画面

[クイックガイド]画面の[図データ]アイコンをクリックすると表示される,アラームを作成するための画面です。

[クイックガイド > アラーム作成]画面を次の図に示します。

図1-24 [クイックガイド > アラーム作成]画面

[図データ]

表示項目について説明します。

[全般]

[アラームテーブル名]
アラームテーブル名を64バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字の種類は次のとおりです。「PFM」(大文字・小文字を含む)で始まる名称は指定できません。
  • 全角文字
  • 半角英数字
  • 半角記号の%,-,(,),_,.,/,@,[,],空白
デフォルトで表示される文字列は次のとおりです。
プロダクト名+(半角空白)+Alarms+(半角空白)+1

[アラーム名]
アラーム名を20バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字の種類は次のとおりです。使用できない文字を入力した場合は,「_」で置き換えられます。
  • 全角文字
  • 半角英数字
  • 半角記号の%,-,(,),_,.,/,@,[,],空白
デフォルトでは,一つ前の画面で表示したフィールド名が表示されます。20バイト以降の文字列は切り捨てられます。

[アラームメッセージテキスト]
[イベントモニター]画面に表示したいメッセージを255バイト以内の全角・半角文字列で指定します。
デフォルトで表示される文字列は次のとおりです。
フィールド名+(半角空白)+is+(半角空白)+%CVS

[レコード]
一つ前の画面で指定したレコード名が表示されます。編集はできません。

[説明]
このメニューをクリックすると,レコードの説明文の表示・非表示が切り替えられます。
該当するレコードが属するプロダクトのデータモデル説明ファイルが格納されていない場合は,このメニューは表示されません。

[フィールド]
一つ前の画面で指定したフィールド名が表示されます。編集はできません。

[説明]
このメニューをクリックすると,フィールドの説明文の表示・非表示が切り替えられます。
該当するフィールドが属するプロダクトのデータモデル説明ファイルが格納されていない場合は,このメニューは表示されません。

[条件式設定]

[異常条件]
異常アラームを通知するケースを条件式で指定します。
表示項目 表示内容
フィールド名 一つ前の画面で指定したフィールド名が表示されます。
編集はできません。
演算子 条件式で使用する演算子を次の中から選択します。
  • =
  • <
  • <=
  • >
  • >=
  • <>
しきい値 アラーム評価で異常(赤)アラームの判断基準となるしきい値をテキストボックスに入力します。入力は省略できません。
  • 指定できる文字の種類
    整数および小数値の全角・半角文字(制御文字を除く)
  • 指定できる文字の長さ
    単体または[警告条件]のしきい値と合わせて作成したPQLバイト長が749バイト以内
しきい値の入力形式 フィールド名に応じて,しきい値として入力できるデータ形式を表示します。

[警告条件]
警告アラームを通知するケースを条件式で指定します。
表示項目 表示内容
フィールド名 一つ前の画面で指定したフィールド名が表示されます。
編集はできません。
演算子 [異常条件]で指定した演算子が表示されます。
編集はできません。
しきい値 アラーム評価で警告(黄)アラームの判断基準となるしきい値をテキストボックスに入力します。入力は省略できません。
  • 指定できる文字の種類
    整数および小数値の全角・半角文字(制御文字を除く)
  • 指定できる文字の長さ
    単体または[異常条件]のしきい値と合わせて作成したPQLバイト長が749バイト以内
しきい値の入力形式 フィールド名に応じて,しきい値として入力できるデータ形式を表示します。

[プレビュー表示]
アイコンをクリックすると,アラーム作成時の参考値となる,レポートのプレビュー画面を別ウィンドウで表示します。エージェントが稼働していない場合は,レポートは表示されません。
  • [図データ]:リアルタイムレポート
  • [図データ]:履歴レポート。全エージェントのすべてのレコードで「Log」が「No」または「n/a」と表示されている場合,このアイコンは表示されません。

[キャンセル]ボタン
インフォメーションエリアをクリアします。[クイックガイド > アラーム作成]画面の内容を変更していた場合は,設定を廃棄してよいか確認ダイアログボックスが表示されます。

[< 戻る]ボタン
[クイックガイド > アラーム作成]画面を表示する前の[クイックガイド]画面に戻ります。[クイックガイド > アラーム作成]画面の内容を変更していた場合は,設定を廃棄してよいか確認ダイアログボックスが表示されます。

[完了]ボタン
アラームテーブルを作成して,アラームの作成を終了します。[クイックガイド > アラーム作成]画面で必要な画面項目が入力されていない場合,[完了]ボタンはクリックできません。
  • 入力内容に問題がある場合
    画面上部にエラーメッセージが表示されます。
  • 入力内容に問題がない場合
    バインドするかどうかを問い合わせる確認ダイアログボックスが表示されます。[OK]ボタンをクリックすると,作成したアラームを登録してアラームテーブルをバインドし,結果表示画面を表示します。

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