JP1/Performance Management 設計・構築ガイド
PFM - Web Consoleの運用で必要な環境設定は,初期設定ファイル(config.xml)で行います。
初期設定ファイル(config.xml)は/opt/jp1pcwebcon/conf/に格納されています。
- 注意
- 初期設定ファイル(config.xml)は,PFM - Web Consoleサービスの起動時に読み込まれます。初期設定ファイルで変更した設定内容を有効にするには,PFM - Web Consoleサービスを再起動してください。また,指定された以外の個所を変更すると,PFM - Web Consoleが正常に動作しない場合がありますので,注意してください。
初期設定ファイルで設定する項目を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 初期設定ファイル(config.xml)の設定項目
- (2) 変更した初期設定ファイル(config.xml)をデフォルトに戻す手順
(1) 初期設定ファイル(config.xml)の設定項目
config.xmlファイルの設定項目を次に示します。
(a) ファイル出力の設定
PFM - Web Consoleのファイル出力に関する設定を変更するための,config.xmlファイルの項目は次のとおりです。
表6-20 ファイル出力の設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 ログファイルを出力するディレクトリ logDir PFM - Web Consoleのログファイルを出力するディレクトリ /opt/jp1pcwebcon/log/ PFM - Web Consoleが出力するログファイルの面数 logFileNumber 1〜16 10※ 一つのログファイルのサイズ logFileSize 1〜100 4※ ログファイルを保持する日数 logFileRetention 1〜30 30※ ファイルに出力する行の終端記号(PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力する場合またはjpcrptコマンドでCSV形式のファイルを出力する場合) lineSeparator
- CRLF:
Windowsで採用されている改行コード。
- LF:
UNIXで採用されている改行コード。
CRLF※ 出力するファイルの文字コード(PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力する場合またはjpcrptコマンドでCSV形式のファイルを出力する場合) characterCode
- US-ASCII
- windows-1252
- ISO-8859-1
- UTF-8
- UTF-16
- UTF-16BE
- UTF-16LE
- Shift_JIS
- EUC-JP
- EUC-JP-LINUX
- MS932
Shift_JIS※ 出力するファイル名(PFM - Web Consoleの画面に表示したレポートをCSV形式で出力する場合) csvFileName
指定できる文字数は,100文字以内で,半角スペースとピリオドだけで構成される名称は指定できません。
- 数字0-9
- .(ピリオド)
- _(アンダーバー)
- 半角スペース
- 英字A-Z,a-z
Export.csv※
- 注※
- 不正な値を指定すると,デフォルトが設定されます。
PFM - Web Consoleの接続先PFM - Managerの設定を変更するための,config.xmlファイルの項目は次のとおりです。
表6-21 接続先PFM - Managerの設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 接続するPFM - Managerのホスト名またはIPアドレス host
- ホスト名の場合
- ・ 数字0-9
- ・ .(ピリオド)
- ・ -(ハイフン)
- ・ 英字A-Z,a-z
- 長さは1〜32文字以内で指定できます。
- なお,接続するPFM - Managerが監視ホスト名設定機能によるエイリアス名を使用している場合でも,この項目にはPFM - Managerホストの物理ホスト名を指定してください。
- IPアドレスの場合
- ・ 0.0.0.0〜255.255.255.255
localhost※ 接続するPFM - ManagerのView Serverサービスのポート番号 port 1024〜65535 22286
- 注※
- 不正な値を指定または指定を省略すると,デフォルトが設定されます。
- 注意
- ほかのプロセスとのポート番号の重複を避けるため,次のポート番号は指定しないでください。
- OSが任意で割り当てるポート番号(動的ポートまたは短命ポートと呼ばれるポート番号)
PFM - Web Consoleのデータの取得や表示の設定を変更するための,config.xmlファイルの設定項目は次のとおりです。
表6-22 データの取得や表示の設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 同一ユーザーのPFM - Web Consoleへの多重ログインの可否 enableDuplicateLogin true(多重ログイン可能)
false(多重ログイン不可能)true PFM - Managerから取得する最大レコード件数 maxFetchCount※19
(<vsa>タグ配下)1〜2,147,483,647(整数) 1,440 レポート印刷画面の最大キャッシュ保存数 printCacheSize 5〜20(整数) 10または20※1 レポート印刷画面に表示する表データの最大行数 printTableMaxRowSize 0〜15,000(整数)
0を指定した場合,行数を制限しません。※20または15,000※3 レポートウィンドウのテーブル表示時に1ページ当たり表示するレコード数 displayCountPerPage 1〜2,147,483,647(整数) 20 一つのリアルタイムレポートに対して,データをキャッシュに保存する最大レコード数 maxRealtimeCache 1〜360(整数) 30 自動更新の更新間隔 updateInterval 10〜3,600 60 ulongのデータ型を使った条件式の定義で指定可能な範囲 condExpValueUlongExtension 指定可能な値は,trueかfalseです。
- true:0〜4,294,967,295
- false:0〜2,147,483,647
false レポートグラフの凡例ラベルに表示できる最大文字数※4 maxSeriesLabelLength 1〜1,024 30 分割送信モードの有無 blockTransferMode true(有効)
false(無効)true レポートキャッシュファイル化機能の使用可否 useReportCacheFile true(使用する)
false(使用しない)false レポートキャッシュファイルの格納先※5 reportCacheFileDir※5 絶対パスで指定
パス長の最大値:150文字
指定したディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成されます。/opt/jp1pcwebcon/reportcache グラフ表示するレポートデータ数の制限値(レポートキャッシュファイル化機能が有効の場合) graphMaxReportData 1〜2,000,000 2,000,000 タイリング表示で表示できるレポートの最大数 maxTileReports 1〜256 50 リアルタイムレポートを自動更新するリクエスト間隔の制限時間※6 realtimeCacheInterval 60,000〜3,600,000(ミリ秒) 600,000 一般ユーザー権限でのエージェント階層の操作(エージェント階層の作成・編集,および[Products]表示形式での表示)の可否 agentTreeAccessLimit on(操作不可能)
off(操作可能)off アラームツリー分離表示の有無 displayAlarmTablesSeparately true(分離表示有効)
false(分離表示無効)false※7 日付のフォーマット selectFormat
- pattern-ddMMyyyy
- pattern-MMddyyyy
- pattern-yyyyMMdd
pattern-yyyyMMdd ブックマーク機能の定義情報を保存するリポジトリ※5の格納先 bookmarkRepository※5 絶対パスで指定
パス長の最大値:150文字
指定したディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成されます。/opt/jp1pcwebcon/bookmarks 一般ユーザーおよび業務グループ一般ユーザーでのレポート定義・ブックマークの操作(作成,編集,削除,インポート,およびエクスポート)の可否 editReportByOrdinaryUser on(編集可能)
off(編集不可能)on サマリ表示でのサーバの稼働状況の上位表示数(表示形式がUser Agentsの場合) maxDisplayServer
(<user-agents>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのサーバの稼働状況の上位表示数(表示形式がProductsの場合) maxDisplayServer
(<products>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのエージェントの稼働状況を[ユーザーツリーの視点]で表示させた場合の上位表示数(表示形式がUser Agentsの場合) maxDisplayAgentsUser
(<user-agents>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのエージェントの稼働状況を[プロダクト種別の視点]で表示させた場合の上位表示数(表示形式がUser Agentsの場合) maxDisplayAgentsProducts
(<user-agents>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのエージェントの稼働状況の上位表示数(表示形式がProductsの場合) maxDisplayAgentsProducts
(<products>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのエージェントのアラームの監視状況の上位表示数(表示形式がUser Agentsの場合) maxDisplayAlarm
(<user-agents>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのエージェントのアラームの監視状況の上位表示数(表示形式がProductsの場合) maxDisplayAlarm
(<products>タグ配下)1〜100 5※8 サマリ表示でのイベントの最大表示件数 maxEvents 1〜999 256 PFM - Web Consoleでキャッシュに保持するイベントの最大数(業務グループを利用する場合) maxMonitorEventNumForMultiTenant
(<multi-tenant>タグ配下)1〜10000(整数) 999※9 フィールドの検索件数の上限数 searchLimit 1〜100 50 レポート系列ページング機能の使用可否 usingSeriesPagingOnTheGraph true(使用する)
false(使用しない)trueまたはfalse※10 グラフの凡例に表示するフィールドの最大数(レポート系列ページング機能が有効の場合) displayLegendCount 1〜40(整数) 14 プロセス監視のアプリケーション定義のテンプレートファイル格納先※5 processMonitoringTemplatesRepository※5 絶対パスで指定
パス長の最大値:100文字
指定したディレクトリがない場合は,PFM - Web Consoleのサービス起動時にディレクトリが作成されます。/opt/jp1pcwebcon/processMonitoringTemplates グラフでの最大ドリルダウンデータ数 maxDrilldownPoints 0〜1,500(整数)
0を指定した場合,データ数を制限しません。※110または1,500※12 グラフに使用する系列色 color1〜color16(<chart-symbolColors>タグ配下) 0〜255
RGB値をコンマ区切りで指定します。color1:235,143,21
color2:204,0,0
color3:102,153,0
color4:0,102,255
color5:102,0,255
color6:255,51,153
color7:255,185,0
color8:255,17,17
color9:136,204,0
color10:71,145,255
color11:134,51,255
color12:255,149,246color1〜color16のうち円グラフに使用しない色 noUseCircleColor(<chart-symbolColors>タグ配下) 0〜16※13
複数の色番号を指定する場合は,「,(半角コンマ)」で区切って指定します。0(円グラフに使用しない色番号なし) 折れ線グラフの表示に利用するプロットのサイズ lineSymbolSize(<draw>タグ配下) LARGE,MEDIUM,SMALL,AUTO※14 MEDIUM※9 集合横棒グラフ(積み上げ横棒グラフは対象外)の場合の凡例の表示順序 legendSeriesOrderForHBar(<draw>タグ配下) FORWARD(グラフの一番上に表示されている系列から順に凡例に表示)
REVERSE(グラフの一番下に表示されている系列から順に凡例に表示)REVERSE※9 レポート(複合レポート以外)のグラフオプションの項目[オートラベルを表示する]の初期値 enableAutoLabelAtDefaultDisp true(初期値をチェックありにする)
false(初期値をチェックなしにする)false※9 オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,整数部の最大けた数 autoLabelMaxIntegerDigits(<draw>タグ配下) 1〜14※15 7※8 オートラベル機能で,ツールチップに表示されるデータ値のうち,小数部の最大けた数 autoLabelMaxFractionDigits(<draw>タグ配下) 1〜6※16 3※8 オートラベル機能を有効にするプロットの最大値 maxAutoLabelPoints(<draw>タグ配下) 1〜2000 1440※8 複合レポートで,最前面に表示するグラフ種別 foregroundCombinationGraph(<draw>タグ配下) 3DBAR(3D表示有効の集合縦棒/積み上げ縦棒グラフ)
LINE(折れ線グラフ)※173DBAR※9 グラフの目盛に表示するデータラベルが小数値の場合の小数部の最大表示けた数 precision(<draw>タグ配下) 0〜15 0(PFM - Web Console 09-50以降を新規にインストールした場合は3)※9 グラフの目盛に表示するデータラベルのけた区切りコンマの有無 appendCommaDisplayedForNum(<draw>タグ配下) true(コンマあり)
false(コンマなし)false※9 jpcrptコマンドで出力するレポートについてView Serverから取得する最大レコード件数 maxFetchCount※19
(<command>タグ配下)1〜2,147,483,647
(整数で指定)<vsa>タグ配下のmaxFetchCountの値 jpcrptコマンドで出力するHTML形式レポートの表データの最大行数 cmdHtmlTableOutputMaxRowSize 0〜15,000(整数)
0を指定した場合,行数を制限しません。※180または15,000※3 セッション共有による強制ログイン画面の表示 informSharedSession
(<vsa>タグ配下)true(有効)
false(無効)true※8 グラフのアンチエイリアスの有無 enableAntiAliasForNonAreaGraph
(<draw>タグ配下)true(有効)
false(無効)true※8
- 注※1
- PFM - Web Console 09-10以降を新規インストールした場合,デフォルト値として10が指定されています。PFM - Web Console 09-00以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときには20が仮定されます。
- 注※2
- 0を指定した場合,大量の表データが含まれるレポートに対して[レポート印刷]画面を表示しようとすると,Webブラウザがハングアップすることがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照してください。
- 注※3
- PFM - Web Console 09-10以降を新規インストールした場合,デフォルト値として15,000が指定されています。PFM - Web Console 09-00以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときには0が仮定されます。
- 注※4
- バイト数で指定します。ただし,末尾がマルチバイト文字の1文字目に当たる場合,末尾の文字も表示されます。
- 注※5
- デフォルトの初期設定ファイル(config.xml)には,bookmarkRepository,reportCacheFileDir,およびprocessMonitoringTemplatesRepositoryの値は設定されていません。また,XMLタグ自身もコメントアウトされています。このため,これらの項目を設定する場合は,タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。
- 注※6
- 自動更新のリクエスト間隔が制限時間を超えたとき,サーバやエージェントは,通知なくレポートが終了したと判断し,処理を終了します。ただし,リクエスト間隔が制限時間を超えているかどうかは10秒ごとに判断されます。
- 例えば,制限時間が61,000ミリ秒に設定されている場合,制限時間として61,000ミリ秒〜70,000ミリ秒が設定されていることになります。
- 注※7
- PFM - Web Console 09-50以降を新規インストールした場合,デフォルト値としてtrueが指定されています。PFM - Web Console 09-10以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときにはfalseが仮定されます。また,指定できない値を指定したときにも,falseが仮定されます。
- 注※8
- 指定を省略した場合,デフォルト値が仮定されます。
- 注※9
- 範囲外の値を指定したり,指定を省略したりした場合,デフォルト値が仮定されます。
- 注※10
- PFM - Web Console 09-10以降を新規インストールした場合,デフォルト値としてtrueが指定されています。PFM - Web Console 09-00以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときにはfalseが仮定されます。
- 注※11
- 0を指定した場合,グラフ領域のフィールドの点の個数によっては,メモリーが不足してPFM - Web Consoleのサービスが停止することがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照してください。
- 注※12
- PFM - Web Console 09-10以降を新規インストールした場合,デフォルト値として1,500が指定されています。PFM - Web Console 09-00以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときには0が仮定されます。
- 注※13
- 次の場合は,0が指定されたと見なされ,color1〜color16で指定したすべての色が円グラフに利用されます。
- 指定を省略した
- 複数指定時に,一つでも範囲外の値や有効でない値を指定した
- 複数指定時に,一つでも0が含まれる
- 次の場合は,color1〜color12のそれぞれのデフォルト色が円グラフに利用されます。
- すべての色番号を指定した
- color1〜color16を一つも指定していない
- 注※14
- AUTOを指定すると,レポートの表示範囲によって,LARGE,MEDIUM,またはSMALLのうち表示に適したサイズに自動的に調整されます。
- なお,タイリング表示のサムネイルグラフ画像の場合,この項目は適用されません。この場合は,常にSMALLで表示されます。
- 注※15
- 実際のデータ値の整数部が,ここで指定したけた数より大きい場合は,けたの小さい方から指定けた数の分だけ表示されます。例えば,指定値が3で,ツールチップの指定プロットのデータ値が123,456の場合は,ツールチップに「456」と表示されます。
- 注※16
- 実際のデータ値の小数部が,ここで指定したけた数より大きい場合は,小数点以下第1位から指定けた数の分だけ表示されます。指定けた数を超えた場合は,指定けたの次のけたで四捨五入されます。例えば,指定値が2で,ツールチップの指定プロットのデータ値が1.23456の場合は,ツールチップに「1.23」と表示されます。
- 注※17
- 複合レポートの3D表示有効の集合縦棒/積み上げ縦棒グラフが設定されていない場合,または折れ線グラフが設定されていない場合,この設定は無視されます。
- 注※18
- 0を指定した場合,大量の表データが含まれるレポートをjpcrptコマンドでHTML出力して,Webブラウザで表示しようとすると,Webブラウザがハングアップすることがあります。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の稼働分析のためのレポートの作成の章の,レポート表示時の注意事項について説明している個所を参照してください。
- 注※19
- 複合レポートの場合はmaxFetchCountの値ではなく,レポートをブックマークに登録した時に設定していた「最大レコード数」の値が適用されます。
PFM - Web ConsoleがView Serverと通信するときの設定を変更するための,config.xmlファイルの設定項目は次のとおりです。
表6-23 PFM - Web ConsoleがView Serverと通信するときの設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 PFM - Web Console(Webサーバ)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号 ownPort※1※2 1,024〜65,535 任意の空きポート PFM - Web Console(コマンド)がView Serverサービスとの通信で使用するポート番号 ownCmdPort※1※2 1,024〜65,535 任意の空きポート PFM - Web ConsoleがView Serverサービスとの通信時に,View Serverサービスからのコールバック先として使用するホスト名またはIPアドレス ownHost※1※3
- ホスト名の場合
- 数字0-9
- .(ピリオド)
- -(ハイフン)
- 英字A-Z,a-z
- 先頭文字は英数字だけ指定できます。1〜255バイトで指定します。
- IPアドレスの場合
- 0.0.0.0〜255.255.255.255
なし※4
- 注※1
- デフォルトの初期設定ファイル(config.xml)には,ownPort,ownCmdPort,およびownHostは設定されていません。また,XMLタグ自身もコメントアウトされています。このため,これらの項目を設定する場合は,タグのコメントアウトを解除した上で値を指定してください。
- 注※2
- ファイアウォール環境の場合,この設定が必要です。詳細はマニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,ファイアウォールの通過方向について説明している個所を参照してください。
- 注※3
- PFM - ManagerとPFM - Web Consoleとの間は,TCP/IPを用いて通信します。これは,PFM - ManagerとPFM - Web Consoleが別ホストに存在する場合だけではなく,同一ホスト上に存在する場合も同様です。このため,Performance Managementを運用する場合は,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストの双方で常に通信可能なホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。設定を実施していない場合,PFM - Managerホスト名またはPFM - Web Consoleホスト名から,最初に解決されるIPアドレスが使用されます。
- 例えば,次のような構成や運用を取る場合は,PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホストの双方で常に通信可能なホスト名またはIPアドレスを設定する必要があります。
- PFM - ManagerホストとPFM - Web Consoleホスト間でIPアドレス変換(NAT)を使用している場合
- PFM - Managerホストが業務用LANおよび監視用LANの二つのネットワークに接続され,Performance Managementは監視用LANでホスト間通信を行う場合
- ホストのメンテナンス作業の際に,一時的にNICからLANケーブルを抜く場合(この際,NICに割り当てられたIPアドレスが無効になることがあるため)
- 注※4
- 範囲外を指定する,または無効な値を指定すると,PFM - Web ConsoleホストのIPアドレスが設定されます。
PFM - Web Consoleから自動ログアウトするまでの時間を設定するための,config.xmlファイルの項目は次のとおりです。
表6-24 自動ログアウトの設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 PFM - Web Consoleから自動ログアウトするまでの時間(秒) sessionTimeout 0〜86,400 4,000 PFM - Web Consoleのその他の動作を設定するための,config.xmlファイルの項目は次のとおりです。
表6-25 その他の設定項目
内容 設定項目 設定できる値 デフォルト値 JP1イベントを発行する場合に,PFM - Web Consoleの[新規アラーム > アクション定義]または[編集 > アクション定義]画面にデフォルトで選択されるAction Handerサービスの決定方法 selectAHModeForJP1Event※1
- compatible
- local
- manager
- maintain
compatibleまたはmanager※2 アラーム更新時にアラームが不正に削除される問題への対策有無 alarmCompatibleMode(<vsa>タグ配下)※1
- true(対応有効)
- false(対応無効)
true※3 jpcrptコマンドで登録レポートや複合ブックマークのレポートを出力する際の,入力パラメーターファイルで指定するブックマーク名の属性値の読み込み方法 cmdRptBookmarkNameDecodeOnce(<command><export>タグ配下)※1
- true:「\\」を「\」に,「\/」を「/」に置換して読み込む。
- false:「\\\\」を「\」に,「\\\/」を「/」に置換して読み込む。「\\」と「\/」は区切り文字として読み込む。
true※3
- 注※1
- 設定できる値の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録の,初期設定ファイル(config.xml)について説明している個所を参照してください。
- 注※2
- PFM - Web Console 09-10以降を新規インストールした場合,デフォルト値としてtrueが指定されています。PFM - Web Console 09-00以前からバージョンアップインストールした場合など,値が指定されていないときにはfalseが仮定されます。
- 注※3
- 不正な値を指定または省略した場合はデフォルトが設定されます。
(2) 変更した初期設定ファイル(config.xml)をデフォルトに戻す手順
バージョンアップによって,config.xmlファイルの構造が変わるおそれがあります。バージョンアップ後に,次に示す手順で,config.xmlファイルの編集内容を新しいconfig.xmlファイルに反映してください。
- /opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlの内容を確認し,編集内容を調べておく。
- /opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlをバックアップする。
- /opt/jp1pcwebcon/sample/conf/config.xmlを,/opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlに上書きコピーする。
- 手順1で確認した編集内容を新しい/opt/jp1pcwebcon/conf/config.xmlに反映する。
初期設定ファイルは,PFM - Web Console起動時に反映されるため,初期設定ファイルを変更したときは,PFM - Web Consoleを再起動してください。
- 注意
- config.xmlファイルを編集前のデータに戻したい場合は,/opt/jp1pcwebcon/sample/conf/からconfig.xmlファイルをコピーして,上記のフォルダに上書きしてください。
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