JP1/Performance Management 設計・構築ガイド
監視対象マシンの時刻設定に関する注意事項を次に示します。
- 時刻設定を変更する前に,Performance Managementのサービスをすべて停止してください。時刻設定を変更したあと,Performance Managementのサービスを再起動してください。
- 現在時刻より過去の時刻に変更した場合,変更後の時刻から,データの収集および履歴情報が保存されます。変更前の同じ日時に収集されたデータおよび履歴情報がある場合,上書きされます。例えば,現在時刻が2006年7月5日12:00であるとき,現在時刻を過去の日時である2006年7月1日00:00に変更すると,7月1日00:00から7月5日12:00に収集されたデータおよび履歴情報は上書きされます。変更前の同じ日時に収集されたデータおよび履歴情報を保存しておきたい場合は,時刻設定を変更する前にjpctool db backupコマンドを実行して,データおよび履歴情報をバックアップしておいてください。
- 現在時刻より未来の時刻に変更した場合,変更前の時刻から変更後の時刻までの履歴情報は保存されません。
- 現在時刻より未来の時刻に変更した場合,パフォーマンスデータの保存期間の関係でデータが削除されてしまうおそれがあります。このため,未来の時刻に変更する前にjpctool db backupコマンドやjpctool db dumpコマンドでデータをバックアップしておいてください。
- イベント履歴はイベント発行時刻の順番で表示されます。そのため,マシンの時刻設定を現在時刻より過去の時刻に変更した場合,過去のイベント履歴のログに現在のイベントが挿入されて表示されます。
- 履歴レポートを表示するときに指定する表示期間はPFM - Web Consoleの時刻設定が使用されます。Performance Managementの各プログラム間で,時刻の設定を同期させる必要はありません。しかし,パフォーマンスデータはPFM - AgentやPFM - RM側で収集・保存するため,PFM - Web Consoleと残りのPerformance Managementのプログラム間で時刻設定が異なる場合,表示しようとする範囲のパフォーマンスデータがPFM - AgentやPFM - RMに存在しないと,正しく表示できないことがあります。この場合,各プログラム間の時刻のずれを考慮して履歴レポートの表示範囲を設定してください。また,各プログラム間でタイムゾーンが異なる場合には,タイムゾーンの時差を考慮の上,履歴レポートの表示範囲を設定してください。
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