電子フォームワークフローサーバを構築し，アプリケーションを実行します。また，開発クライアントを構築し，アプリケーションを開発します。ここで説明する開発クライアントの構築では，簡易セットアップツールを利用しません。

この節では，次の内容を前提として説明します。

• 使用するアプリケーション
  Eclipseを使用してアプリケーションが作成されたものとして説明します。アプリケーションの開発については，次の個所を参照してください。
  
  • 「8.　Web帳票アプリケーションの作成（開発クライアント）」
  • 「9.　Webアプリケーションの作成・テスト（開発クライアント）」
• Smart Composer機能の使用
  Cosminexusが提供するSmart Composer機能を使用してWebシステムを構築します。Smart Composer機能とは，Webシステムを簡単に構築および運用できるよう支援するための機能です。
  
• 使用する設定値
  次の値を使用して電子フォームワークフローサーバまたは開発クライアントを構築します。
  

  表7-4　電子フォームワークフローサーバまたは開発クライアント構築時の設定値一覧

  項目	設定値	備考
  ドメイン名	DefaultDomain	省略値です。
  Webシステム名	BLC2	Webシステムを識別する名称です。
  パフォーマンストレーサの論理サーバ名	PRF	−
  J2EEサーバの論理サーバ名	J2EE_SERV	−
  Webサーバの論理サーバ名	Web_SERV	−
  リソースアダプタ名	DB_Connector_for_Executer	Web帳票アプリケーション用のリソースアダプタ名です。
  	DB_Connector_for_Manager	CSCIWManagementServer用のリソースアダプタ名です。
  Web帳票アプリケーション名	BLC2Sample	−

  （凡例）

  −：該当しません。

  
  
• システム構築中のエラーの発生について
  電子フォームワークフローサーバまたは開発クライアントの構築時にエラーが発生した場合は，<Cosminexusのインストールディレクトリ>\manager\logフォルダ下のログ（運用管理エージェント，運用監視エージェント，およびManagement Serverのログ）を参照してください。
  各ログの詳細については，マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ 機能解説 保守／移行編」を参照してください。
  エラーの詳細については，マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ メッセージ(構築／運用／開発用)」を参照してください。
  

＜この節の構成＞

7.5.1　CSCIWの設定

7.5.2　Webシステム定義の作成

7.5.3　Webシステムの構築

7.5.4　SecurityManager定義ファイルの設定

7.5.5　Webシステムの一括起動

7.5.6　リソースアダプタの設定

7.5.7　CSCIWManagementServerの設定

7.5.8　Portal Frameworkの設定

7.5.9　snapshotログの設定

7.5.10　ビジネスプロセス定義の登録