ソートマージ
選択コマンドの使用例を示します。
1種類の条件式でデータを選択する例を示します。ここでは,社員データファイルから,年齢が40歳以上のデータを持つレコードを選択する例を示します。
選択の条件は,次のとおりです。
入力する選択コマンドを次の図に示します。
図9-7 入力する選択コマンド(その1)
選択コマンドの指定内容を次の表に示します。
表9-17 選択コマンドの指定内容(その1)
| 入力項目 | 指定内容 |
|---|---|
| rselect | 選択処理のコマンド「rselect」を指定する。 |
| -V | 入力ファイルを「可変長順ファイル」で指定する。 |
| -oOUTFILE | 選択結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。 |
| -sl | 比較条件式のオペランド「sl」を指定する。 |
| -z | 比較項目の属性を数字項目の「外部10進数」で指定する。 |
| +25-2 | 比較項目の開始バイト位置を「25」バイト目,バイト長を「2」バイトで指定する。 |
| >= | 比較演算子を「条件値と等しいか,または大きい」で指定する。 |
| N'40' | 条件値を数値条件値の「40」で指定する。 |
| INFILE | 入力ファイル名「INFILE」を指定する。 |
2種類の条件式でデータを選択する例を示します。ここでは,社員データファイルから,年齢が40歳から50歳までのデータを持つレコードを選択する例を示します。
選択の条件は次のとおりです。
入力する選択コマンドを次の図に示します。
図9-8 入力する選択コマンド(その2)
選択コマンドの指定内容を次の表に示します。
表9-18 選択コマンドの指定内容(その2)
| 項番 | 入力項目 | 指定内容 |
|---|---|---|
| 1 | rselect | 選択処理のコマンド「rselect」を指定する。 |
| 2 | -V | 入力ファイルを「可変長順ファイル」で指定する。 |
| 3 | -oOUTFILE | 選択結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。 |
| 4 | -sl | 比較条件式のオペランド「sl」を指定する。 |
| 5 | -z | 第1比較項目の属性を数字項目の「外部10進数」で指定する。 |
| 6 | +25-2 | 第1比較項目の開始バイト位置を「25」バイト目,バイト長を「2」バイトで指定する。 |
| 7 | >= | 第1比較演算子を「条件値と等しいか,または大きい」で指定する。 |
| 8 | N'40' | 第1条件値を数値条件値の「40」で指定する。 |
| 9 | and | 論理演算子を「and」で指定する。 |
| 10 | -z | 第2比較項目の属性を数字項目の「外部10進数」で指定する。 |
| 11 | +25-2 | 第2比較項目の開始バイト位置を「25」バイト目,バイト長を「2」バイトで指定する。 |
| 12 | <= | 第2比較演算子を「条件値と等しいか,または小さい」で指定する。 |
| 13 | N'50' | 第2条件値を数値条件値の「50」で指定する。 |
| 14 | INFILE | 入力ファイル名「INFILE」を指定する。 |
選択結果をソートするには,ソートコマンドをパイプで連結します。選択結果をソートする例を示します。ここでは,社員データファイルから,年齢が30歳以上のデータを持つレコードを選択したあと,社員番号でソートする例を示します。
選択の条件は,次のとおりです。
ソートの条件は次のとおりです。
入力する選択コマンドを次の図に示します。
図9-9 入力する選択コマンド(その3)
選択コマンドの指定内容を次の表に示します。
表9-19 選択コマンドの指定内容(その3)
| 項番 | 入力項目 | 指定内容 |
|---|---|---|
| 1 | rselect | 選択処理のコマンド「rselect」を指定する。 |
| 2 | -S | 入力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。 |
| 3 | -L240 | 入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「240」バイトで指定する。 |
| 4 | -sl | 比較条件式のオペランド「sl」を指定する。 |
| 5 | -z | 比較項目の属性を数字項目の「外部10進数」で指定する。 |
| 6 | +25-2 | 比較項目の開始バイト位置を「25」バイト目,バイト長を「2」バイトで指定する。 |
| 7 | >= | 比較演算子を「条件値と等しいか,または大きい」で指定する。 |
| 8 | N'30' | 条件値を数値条件値の「30」で指定する。 |
| 9 | INFILE | 入力ファイル名「INFILE」を指定する。 |
| 10 | rsort | ソート処理のコマンド「rsort」を指定する。 |
| 11 | -S | 入力ファイルを「固定長順ファイル」で指定する。 |
| 12 | -L240 | 入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「240」バイトで指定する。 |
| 13 | -oOUTFILE | ソート結果の出力ファイル名「OUTFILE」を指定する。 |
| 14 | -j | キーの整列順序を「昇順」,属性を「英数字」で指定する。 |
| 15 | +10-8 | キーの開始バイト位置を「10」バイト目,バイト長を「8」バイトで指定する。 |
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